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WordPress初期設定・暫定目次

マニュアル構成案(暫定目次)

0. WordPress作成前・管理者アカウントの設定(大区分)

1. インストール開始後、直ぐに設定・確認すべき事項(大区分)

2. WordPress初期設定手順(大区分)

3. 固定ページの活用と必須ページの作成(大区分)

4. テーマとプラグインの最小限クリーンアップ(大区分)

5. 運用の準備とテスト公開(大区分)

0-0. WordPressを作る前の事前確認

レンタルサーバーを契約したり、WordPressを新規インストールしたりする前に、これから作るサイトの基本情報を簡単に整理します。

ここでは、細かい設計書を作る必要はありません。後から迷ったり、インストール後に削除・作り直しになったりしないように、最低限の内容だけを先に決めておきます。

【重要:インストール前に確認】
WordPressは後から変更できる項目も多いですが、最初に決めておいた方が安全な項目もあります。特に、サブドメイン、サイト名、管理者ユーザー名、管理者メールアドレスは、入力前に一度メモしてから作業を進めます。

0-0-1. 事前に決めておく内容

  • 0-0-1-1. サイトの目的を決めます。
    • 例:個人ブログ、情報サイト、商品紹介サイト、予想サイト、テスト用サイトなど。
    • この時点では大まかで構いません。何のためのサイトかだけ決めておきます。
  • 0-0-1-2. 使用するドメインまたはサブドメインを決めます。
    • 例:example.comblog.example.comtest.example.com など。
    • サブドメインを使う場合は、文字の打ち間違いがないか必ず確認します。
  • 0-0-1-3. サイト名を決めます。
    • WordPressの「サイトのタイトル」に入れる名前です。
    • あとから変更はできますが、最初に仮の名前でも決めておくと作業が進めやすくなります。
  • 0-0-1-4. 管理者メールアドレスを決めます。
    • WordPressからの通知やパスワード再設定に使うメールアドレスです。
    • 現在確実に受信できるメールアドレスを用意します。
  • 0-0-1-5. 管理者ユーザー名とパスワードの方針を決めます。
    • 管理者ユーザー名は、インストール後にWordPress管理画面から変更できないため、事前に決めておきます。
    • パスワードは、ユーザー名とは別の強い文字列にします。
  • 0-0-1-6. パスワードの保管方法を決めます。
    • WordPress管理者パスワード、データベースパスワードなどを、あとで確認できる安全な場所に保管します。
    • メモ帳などに一時的に書く場合は、作業後に保管場所を整理します。
  • 0-0-1-7. 公開状態の方針を決めます。
    • 作成直後は、検索エンジンに登録されないようにするかを決めます。
    • 必要に応じて、訪問者向けに「工事中ページ」を表示するかも検討します。

0-0-2. 事前メモの例

作業前メモ例
サイトの目的:テスト用サイト/将来の情報サイト用
使用するURL:sample.example.com
サイト名:仮サイト名
管理者メールアドレス:受信できるメールアドレス
管理者ユーザー名:推測されにくい半角英数字
公開状態:構築中は検索エンジンに表示させない
工事中表示:必要に応じてプラグインで対応

0-0-3. この確認で得られる効果

WordPressを作る前に最低限の内容を決めておくことで、インストール中に迷う時間を減らせます。

また、サブドメインや管理者ユーザー名など、後から修正しにくい項目の入力ミスを防ぎやすくなります。

0-0-4. 補足:完璧に決めすぎなくてもよい

この段階で、サイト全体の設計を完璧に決める必要はありません。

ただし、インストール画面で入力する項目については、あらかじめメモしてから進めると安全です。迷いがある場合は、先にメモを見直してからインストール作業を始めます。

0-1. 管理者情報の登録とセキュリティ強化

ConoHaの「WordPressかんたんインストール(新規インストール)」画面で、WordPress管理画面にログインするための管理者情報を設定します。

ここで設定する「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」は、WordPressサイトを管理するための重要な情報です。特に「ユーザー名」は、インストール後にWordPress管理画面から変更できないため、最初の入力時点で推測されにくい文字列を設定します。

【後から変更しにくい重要部分】
WordPressの仕様上、一度登録した「ユーザー名」は、インストール後にWordPress管理画面から変更できません。後から表示名やニックネームは変更できますが、ログインに使用するユーザー名そのものは管理画面上では変更できないため、最初の段階で慎重に設定してください。

0-1-1. 入力・設定の手順(ConoHa管理画面)

  • 0-1-1-1. ConoHaコントロールパネルで、「WordPressかんたんインストール」または「WordPressかんたんセットアップ」の入力画面を開きます。
  • 0-1-1-2. 「ユーザー名」欄を確認します。
    • この欄には、WordPress管理画面にログインするときに使用するユーザー名を入力します。
    • ユーザー名には、第三者に推測されにくい文字列を設定してください。
    • 【避けた方がよい入力例】 adminrootinfowebmaster、サイト名、ドメイン名、自分の氏名、メールアドレスと同じ文字列などは避けてください。
    • 【ユーザー名の作り方の例】 wp7m2k9xa3n8p5q2k9m4xw7p のように、意味を持たない半角英小文字と数字を組み合わせた文字列にします。
    • 【注意】 上記は作り方を説明するための例です。実際には、この例をそのまま使わず、自分で別の文字列を作成してください。
  • 0-1-1-3. 使用する文字について確認します。
    • 初心者の場合は、まず半角英小文字と数字だけで作成すると安全です。
    • 画面上で使用できる場合は、ハイフン(-)やアンダースコア(_)を含めることもできます。
    • ただし、入力画面や環境によって使用できる文字に制限がある場合があります。エラーが表示された場合は、画面の指示に従って修正してください。
  • 0-1-1-4. 「パスワード」欄に入力します。
    • この欄には、WordPress管理画面にログインするときに使用するパスワードを入力します。
    • パスワードは、ユーザー名とは別の文字列にしてください。
    • ユーザー名と同じ文字列、短い英単語、誕生日、電話番号などは使用しないでください。
    • 半角英字・数字・記号を組み合わせた、長めのパスワードを設定します。可能であれば、パスワード管理ツールなどで生成したランダムな文字列を使用します。
  • 0-1-1-5. 「メールアドレス」欄に入力します。
    • この欄には、現在確実に受信できるメールアドレスを入力します。
    • このメールアドレスは、WordPressからの重要な通知や、パスワードを忘れた場合の再設定に使用されます。
    • 普段確認していないメールアドレスや、受信できない可能性があるメールアドレスは使用しないでください。
  • 0-1-1-6. 入力内容を確認します。
    • ユーザー名が推測されにくい文字列になっていることを確認します。
    • パスワードがユーザー名とは別の強い文字列になっていることを確認します。
    • メールアドレスが現在受信できるものになっていることを確認します。
    • 問題がなければ、ConoHaの画面に従ってインストールを進めます。

0-1-2. 設定後の確認

  • 0-1-2-1. WordPressのインストールが完了したら、WordPress管理画面のログインページを開きます。
  • 0-1-2-2. 先ほど設定した「ユーザー名」「パスワード」を入力してログインします。
  • 0-1-2-3. ログイン後、WordPressのダッシュボードが表示されれば、この設定は正常に完了しています。

0-1-3. この設定で得られる効果

推測されにくいユーザー名と強いパスワードを設定しておくことで、第三者による不正ログインのリスクを下げることができます。

WordPressは世界中で利用されているため、管理画面へのログインを狙った攻撃を受けることがあります。初期設定の段階で安全なログイン情報を設定しておくことは、サイトを守るための基本対策になります。

💡 補足:ユーザー名の表示対策について
ここで安全なユーザー名を設定しても、WordPressの初期状態では、投稿者名などを通じてログインユーザー名に近い情報が表示される場合があります。そのため、WordPressインストール後に「ニックネーム」「ブログ上の表示名」を変更します。この作業は、後ほど【2-3. ユーザープロフィールのセキュリティ対策】で行います。

0-2. データベース(MySQL)の確認とパスワード設定

ConoHaの「WordPressかんたんインストール」画面で、WordPressのデータを保存するためのデータベース情報を確認し、データベース用のパスワードを設定します。

データベースには、記事本文、固定ページ、ユーザー情報、各種設定など、WordPressサイトを動かすための重要な情報が保存されます。通常の運用中に直接操作することはありませんが、WordPressが正常に動作するために必要な重要項目です。

【後から変更しにくい重要部分】
データベース名、データベースユーザー名、データベースパスワードは、WordPressがデータベースへ接続するための情報です。インストール完了後にこれらを変更する場合は、WordPress側の設定ファイルも合わせて修正する必要があるため、初心者が通常運用で変更する項目ではありません。

0-2-1. 入力・設定の手順(ConoHa管理画面)

  • 0-2-1-1. ConoHaコントロールパネルの「WordPressかんたんインストール」画面で、「データベース名」「データベースユーザー名」の欄を確認します。
    • これらの項目は、ConoHa側で自動的に入力されている場合があります。
    • 自動入力されている場合は、基本的にそのままで問題ありません。
    • 手動入力が必要な画面の場合は、ConoHaの画面に表示されている条件に従って入力します。
  • 0-2-1-2. 「データベースパスワード」欄に入力します。
    • このパスワードは、WordPressがデータベースに接続するために使用します。
    • WordPress管理画面にログインするときのパスワードとは別のものです。
    • 【避けた方がよい入力例】 WordPress管理者パスワードと同じ文字列、短い英単語、誕生日、電話番号、サイト名やドメイン名を含む文字列などは避けてください。
    • 【推奨するパスワード】 半角英字・数字・記号を組み合わせた、長めのパスワードを設定します。可能であれば、パスワード管理ツールなどで生成したランダムな文字列を使用します。
    • 【保管の注意】 通常の運用で入力する機会はほとんどありませんが、バックアップ復元やトラブル対応時に必要になる場合があります。WordPress管理者情報とは区別して、安全な場所に保管してください。
  • 0-2-1-3. 入力内容を確認します。
    • データベース名が空欄になっていないことを確認します。
    • データベースユーザー名が空欄になっていないことを確認します。
    • データベースパスワードを入力したことを確認します。
    • WordPress管理者パスワードと同じ文字列を使っていないことを確認します。
  • 0-2-1-4. 問題がなければ、ConoHaの画面に従ってインストールを進めます。

0-2-2. 設定後の確認

WordPressのインストールが正常に完了し、管理画面へログインできれば、データベース接続は正常に行われています。

インストール完了後にWordPressのダッシュボードが表示され、投稿一覧や固定ページ一覧などを開ける状態であれば、この設定は正常に完了しています。

0-2-3. この設定で得られる効果

データベース用のパスワードをWordPress管理者パスワードと分けて設定しておくことで、管理画面のログイン情報とデータベース接続情報を分離できます。

これにより、万が一どちらか一方の情報が漏れた場合でも、被害が広がるリスクを下げることができます。WordPressを安全に運用するためには、管理者ログイン情報とデータベース接続情報を別々に管理することが重要です。

💡 補足
データベース情報は、WordPressの通常運用ではほとんど触りません。インストール後に安易に変更すると、WordPressがデータベースへ接続できなくなる原因になります。変更が必要な場合は、バックアップを取ったうえで慎重に作業してください。

1-1. 常時SSL化の確認と設定(httpsへの統一)

WordPressのインストールが完了したら、サイトのURLが 「https://」 で表示できる状態になっているかを確認します。

SSL化とは、サイトと閲覧者の間の通信を暗号化する仕組みです。現在のWordPressサイト運用では、「https://」 で表示できる状態にしておくことが基本です。

【初期段階で必ず確認する重要部分】
WordPressのURL設定は、記事や画像のURLにも関係します。サイト作成後に 「http://」 と 「https://」 が混在すると、表示崩れや警告表示の原因になる場合があります。記事を作り始める前に、最初の段階で 「https://」 に統一しておきます。

1-1-1. 事前確認:httpsでサイトが開けるか確認する

  • 1-1-1-1. ブラウザのアドレスバーに、作成したサイトのURLを 「https://」 から入力します。
  • 1-1-1-2. サイトのトップページが表示されることを確認します。
  • 1-1-1-3. ブラウザのアドレスバーで、URLの先頭が 「https://」 になっていることを確認します。
  • 1-1-1-4. ブラウザに「保護されていない通信」などの警告が出ていないことを確認します。
💡 補足
ConoHaでSSL設定を有効化した直後は、反映まで少し時間がかかる場合があります。「https://」 で正しく開けない場合は、WordPress側のURLを書き換える前に、ConoHa側のSSL設定が有効になっているかを確認してください。

1-1-2. 設定・確認の手順(WordPress管理画面)

  • 1-1-2-1. WordPressの管理画面にログインします。
  • 1-1-2-2. 左メニューの 「設定」 > 「一般」 をクリックします。
  • 1-1-2-3. 「WordPress アドレス (URL)」 を確認します。
    • URLの先頭が 「https://」 になっていれば、そのままで問題ありません。
    • http://」 になっている場合は、先頭部分を 「https://」 に変更します。
  • 1-1-2-4. 「サイトアドレス (URL)」 を確認します。
    • こちらもURLの先頭が 「https://」 になっていることを確認します。
    • http://」 になっている場合は、同じように 「https://」 に変更します。
  • 1-1-2-5. 2つのURLのドメイン名が同じであることを確認します。
    • 例:https://example.com
    • この作業では、httphttps に変更するだけです。ドメイン名や文字列の一部を不用意に変更しないでください。
  • 1-1-2-6. ページ最下部の 「変更を保存」 ボタンをクリックします。

1-1-3. 保存後の確認

  • 1-1-3-1. 保存後、ログイン画面に戻る場合があります。
  • 1-1-3-2. その場合は、「https://」 のURLでWordPress管理画面に再度ログインします。
  • 1-1-3-3. 管理画面にログインでき、サイトのトップページも 「https://」 で表示できれば設定完了です。

1-1-4. この設定で得られる効果

サイトのURLを 「https://」 に統一しておくことで、閲覧者との通信が暗号化され、ブラウザ上でも安全なサイトとして表示されやすくなります。

また、WordPress内で使用されるURLの基準を早い段階で整えることで、後から画像URLや内部リンクの混在を修正する手間を減らすことができます。

1-1-5. 注意点

https://」 でサイトが表示できない状態のままWordPress側のURLだけを変更すると、管理画面にアクセスしづらくなる場合があります。

必ず先にブラウザで 「https://」 のサイト表示を確認し、その後でWordPress管理画面のURL設定を確認・変更してください。

1-2. デフォルトの「サイト公開状態」の制限(検索エンジンへのインデックス拒否)

WordPressをインストールした直後は、まだ記事・固定ページ・デザイン・各種設定が整っていない状態です。

この段階では、Googleなどの検索エンジンに未完成のサイト内容が登録されないように、いったん検索エンジンへの表示を制限します。

【後から変更できる設定】
この設定は、サイト公開前に一時的に行う設定です。サイトの準備が完了して正式公開するタイミングで、必ずチェックを外します。チェックを入れたままにすると、検索エンジンに登録されにくい状態が続きます。

1-2-1. 画面を開く

  • 1-2-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 1-2-1-2. 左メニューの 「設定」 > 「表示設定」 をクリックします。

1-2-2. 対象を確認する

  • 1-2-2-1. 表示設定画面を下へスクロールし、「検索エンジンでの表示」 という項目を探します。
  • 1-2-2-2. 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」 というチェック項目を確認します。
    • WordPressのバージョンや翻訳により、文言が少し異なる場合があります。
    • 意味としては「検索エンジンにこのサイトを登録させないよう依頼する」設定です。

1-2-3. 実際の作業を行う

  • 1-2-3-1. 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」チェックを入れます。
  • 1-2-3-2. チェックが入っていることを確認します。

1-2-4. 保存する

  • 1-2-4-1. ページ最下部の 「変更を保存」 ボタンをクリックします。
  • 1-2-4-2. 画面上部に 「設定を保存しました。」 などの保存完了メッセージが表示されれば、保存は完了です。

1-2-5. 結果を確認する

保存後、同じ表示設定画面で 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」 にチェックが入っていれば、この設定は正常に完了しています。

【重要:公開時に解除する設定】
この設定は、サイト作成中に一時的に使うものです。記事・固定ページ・デザイン・メニューなどの準備が完了し、正式に公開する段階になったら、このチェックを外してから再度 「変更を保存」 をクリックします。

1-2-6. この設定で得られる効果

未完成の状態のサイトが、検索エンジンに登録されにくくなります。

WordPressの初期状態では、サンプル投稿や未調整のページが残っている場合があります。この状態のまま検索結果に表示されると、訪問者に未完成の印象を与える可能性があります。

正式公開前に検索エンジンへの表示を一時的に制限しておくことで、サイトの準備が整ってから公開しやすくなります。

1-2-7. 補足:この設定は完全な非公開設定ではありません

この設定は、検索エンジンに対して「このサイトを検索結果に登録しないでください」と依頼するための設定です。

パスワードを知っている人だけが見られるようにする設定や、外部から完全にアクセスできなくする設定ではありません。

そのため、サイトURLを直接入力した場合や、すでにURLを知っている人がいる場合は、サイトが表示される可能性があります。完全に非公開で作業したい場合は、別途メンテナンスモードやアクセス制限などの方法を検討します。


2-1. 一般設定の最適化

WordPress管理画面の「設定」>「一般」で、サイト名・キャッチフレーズ・管理者メールアドレス・サイトの言語・タイムゾーンなどを確認します。

ここは、WordPressサイト全体の基本情報を管理する場所です。記事を書き始める前に、初期状態のままになっている項目がないか確認しておきます。

【初期文言の確認・削除推奨】
WordPressの初期状態では、キャッチフレーズ欄に Just another WordPress site または 単なる WordPress サイト のような初期文言が入っている場合があります。不要な初期文言が残っていると、サイト上や検索結果などに表示される可能性があるため、最初に確認しておきます。

2-1-1. 画面を開く

  • 2-1-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-1-1-2. 左メニューの 「設定」>「一般」 をクリックします。
  • 2-1-1-3. 「一般設定」画面が表示されます。

2-1-2. サイトのタイトルを確認する

  • 2-1-2-1. 「サイトのタイトル」 欄を確認します。
  • 2-1-2-2. サイト名として表示したい名称が入力されているか確認します。
  • 2-1-2-3. 仮の名前や間違った名前になっている場合は、正式なサイト名に変更します。

この項目は、サイト上の表示や管理画面内の表示、テーマによっては検索エンジン向けの情報にも使われる重要な項目です。

2-1-3. キャッチフレーズを確認・削除する

  • 2-1-3-1. 「キャッチフレーズ」 欄を確認します。
  • 2-1-3-2. 初期文言の Just another WordPress site または 単なる WordPress サイト が入っている場合は、すべて削除して空欄にします。
  • 2-1-3-3. サイトの説明文を表示したい場合は、空欄にする代わりに短い紹介文を入力しても構いません。

初心者の場合は、まず空欄にしておくと安全です。あとからサイトの方向性が固まった段階で、必要に応じてキャッチフレーズを設定します。

2-1-4. WordPressアドレスとサイトアドレスを確認する

  • 2-1-4-1. 「WordPress アドレス (URL)」「サイトアドレス (URL)」 を確認します。
  • 2-1-4-2. すでに【1-1】で「https://」へ統一済みの場合は、ここでは基本的に変更しません。
  • 2-1-4-3. URLのドメイン名や入力内容を不用意に変更しないでください。

この2つのURLを誤って変更すると、WordPress管理画面にログインできなくなったり、サイトが正しく表示されなくなったりする場合があります。変更が必要な場合は、必ず変更理由を確認してから作業します。

2-1-5. 管理者メールアドレスを確認する

  • 2-1-5-1. 「管理者メールアドレス」 欄を確認します。
  • 2-1-5-2. 現在確実に受信できるメールアドレスになっていることを確認します。
  • 2-1-5-3. 受信できないメールアドレスや、今後使わないメールアドレスになっている場合は、受信可能なメールアドレスに変更します。

このメールアドレスには、WordPressからの重要な通知が届きます。サイト管理に関する通知を見落とさないよう、普段確認できるメールアドレスを設定します。

💡 補足
管理者メールアドレスを変更すると、WordPressから確認メールが送信される場合があります。その場合は、届いたメール内の確認リンクをクリックするまで変更が完了しないことがあります。

2-1-6. メンバーシップを確認する

  • 2-1-6-1. 「メンバーシップ」 欄を確認します。
  • 2-1-6-2. 通常のブログや情報サイトでは、「だれでもユーザー登録ができるようにする」 にチェックを入れません。
  • 2-1-6-3. 初期状態でチェックが入っていない場合は、そのままで問題ありません。

この項目にチェックを入れると、訪問者がサイト上でユーザー登録できるようになります。会員制サイトなど明確な目的がある場合を除き、初期設定では有効にしません。

2-1-7. 新規ユーザーのデフォルト権限グループを確認する

  • 2-1-7-1. 「新規ユーザーのデフォルト権限グループ」 を確認します。
  • 2-1-7-2. 通常は 「購読者」 のままで問題ありません。
  • 2-1-7-3. 「管理者」「編集者」 など、強い権限には変更しないでください。

この設定は、ユーザー登録を許可した場合に、新しく登録されたユーザーへ自動的に与えられる権限です。通常の初期設定では、変更せずに確認だけ行います。

2-1-8. サイトの言語を確認する

  • 2-1-8-1. 「サイトの言語」 欄を確認します。
  • 2-1-8-2. 日本語サイトとして運用する場合は、「日本語」 になっていることを確認します。
  • 2-1-8-3. 別の言語になっている場合は、プルダウンから 「日本語」 を選択します。

サイトの言語は、WordPress管理画面の表示や、テーマ・プラグインの表示に影響する場合があります。

2-1-9. タイムゾーンを確認する

  • 2-1-9-1. 「タイムゾーン」 欄を確認します。
  • 2-1-9-2. 日本時間で運用する場合は、「東京」 を選択します。
  • 2-1-9-3. 「UTC+9」 でも日本時間になりますが、初心者の場合は地域名で分かりやすい 「東京」 を推奨します。

タイムゾーンがずれていると、投稿日時、予約投稿、コメント日時、プラグインの実行時刻などが想定と違う時間になる場合があります。

2-1-10. 日付形式を設定する

  • 2-1-10-1. 「日付形式」 を確認します。
  • 2-1-10-2. 一般的な情報サイトやデータ系サイトでは、「カスタム」 を選択し、入力欄に Y/m/d と入力する設定を推奨します。
  • 2-1-10-3. この設定にすると、日付は 「2026/07/10」 のように表示されます。

Y/m/d は、年・月・日をスラッシュで区切る形式です。日本語サイトでも、ニュース系・情報系・予想系・データ系サイトでは見やすく扱いやすい形式です。

2-1-11. 時刻形式を設定する

  • 2-1-11-1. 「時刻形式」 を確認します。
  • 2-1-11-2. 一般的な情報サイトでは、「H:i」 の24時間表記を推奨します。
  • 2-1-11-3. この設定にすると、時刻は 「16:17」 のように表示されます。

24時間表記にしておくと、午前・午後の見間違いを減らしやすくなります。ニュース系・情報系・予想系・データ系サイトでは特に扱いやすい形式です。

2-1-12. 週の始まりを設定する

  • 2-1-12-1. 「週の始まり」 を確認します。
  • 2-1-12-2. 一般的なカレンダー表示に合わせる場合は、「日曜日」 を推奨します。
  • 2-1-12-3. 業務用途や週単位の集計を重視する場合は、「月曜日」 にしても問題ありません。

この設定は、テーマやプラグインのカレンダー表示、週単位の集計表示などに影響する場合があります。迷う場合は、一般的なカレンダーに合わせて 「日曜日」 を選択します。

2-1-13. 変更を保存する

  • 2-1-13-1. すべての確認が終わったら、画面下部の 「変更を保存」 ボタンをクリックします。
  • 2-1-13-2. 画面上部に 「設定を保存しました。」 のようなメッセージが表示されれば保存完了です。

2-1-14. 設定後の確認

  • 2-1-14-1. サイト名が正しい名称になっていることを確認します。
  • 2-1-14-2. キャッチフレーズに不要な初期文言が残っていないことを確認します。
  • 2-1-14-3. メンバーシップにチェックが入っていないことを確認します。
  • 2-1-14-4. 新規ユーザーのデフォルト権限グループが 「購読者」 になっていることを確認します。
  • 2-1-14-5. サイトの言語が 「日本語」 になっていることを確認します。
  • 2-1-14-6. タイムゾーンが 「東京」 になっていることを確認します。
  • 2-1-14-7. 日付形式が Y/m/d、時刻形式が 「H:i」、週の始まりが 「日曜日」 になっていることを確認します。
  • 2-1-14-8. 保存後も管理画面が正常に表示されていれば、この設定は完了です。

2-1-15. この設定で得られる効果

一般設定を整えることで、サイト名、表示言語、時刻、通知先メールアドレスなど、WordPressサイト全体の基本情報が正しい状態になります。

また、メンバーシップと権限グループを確認しておくことで、意図しないユーザー登録や強い権限の付与を避けやすくなります。

日付形式を Y/m/d、時刻形式を 「H:i」 にしておくと、情報サイトやデータ系サイトでも見やすい表示になります。タイムゾーンを日本時間に合わせておくことで、予約投稿や投稿日時のずれを防ぎやすくなります。

2-1-16. 補足:この画面でURLを不用意に変更しない

「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」は、サイトの表示や管理画面へのログインに関わる重要な項目です。

【1-1】でSSL設定を確認した後は、通常この2つのURLを何度も変更する必要はありません。特に、ドメイン名やサブドメイン名を誤って変更しないよう注意してください。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
「一般設定」画面には複数の項目がありますが、初期設定で必ず変更する項目と、確認だけでよい項目があります。本マニュアルでは、変更が必要な項目と、通常はそのままでよい項目を分けて説明しています。


2-2. 表示設定の最適化

WordPress管理画面の「設定」>「表示設定」で、サイトのホームページに表示する内容、投稿一覧の表示件数、RSSフィードの表示方法、検索エンジンでの表示設定を確認します。

ここでは、WordPressをブログ・ニュース・情報サイトとして使い始める場合に適した、一般的な初期設定を確認します。固定ページをサイトのトップページとして使う場合は、必要な固定ページを作成した後で設定を変更します。

【サイトの構成により設定が変わる項目】
「ホームページの表示」は、ブログ型サイトと固定ページ型サイトで設定方法が異なります。サイトの構成がまだ決まっていない場合や、ホーム用の固定ページをまだ作成していない場合は、初期状態の「最新の投稿」のままで問題ありません。

2-2-1. 画面を開く

  • 2-2-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-2-1-2. 左メニューの 「設定」>「表示設定」 をクリックします。
  • 2-2-1-3. 「表示設定」画面が表示されます。

2-2-2. ホームページの表示を確認する

  • 2-2-2-1. 「ホームページの表示」 を確認します。
  • 2-2-2-2. ブログ・ニュース・情報サイトとして投稿を新しい順に表示する場合は、「最新の投稿」を選択します。
  • 2-2-2-3. WordPressをインストールした直後に「最新の投稿」が選択されている場合は、通常は変更しません。

「最新の投稿」を選択すると、サイトのトップページに新しい投稿が順番に表示されます。一般的なブログや、記事を継続的に追加する情報サイトでは、この設定から始めると分かりやすくなります。

2-2-3. 固定ページをホームページにする場合を確認する

  • 2-2-3-1. 会社案内サイトやサービス紹介サイトなど、固定した内容をトップページに表示したい場合は、「固定ページ」を選択します。
  • 2-2-3-2. 「ホームページ」には、トップページとして使用する固定ページを選択します。
  • 2-2-3-3. 「投稿ページ」には、投稿一覧を表示するために用意した別の固定ページを選択します。
  • 2-2-3-4. 「ホームページ」と「投稿ページ」に同じ固定ページは指定できません。
固定ページ型サイトの設定例
ホームページ:ホーム
投稿ページ:ブログ または 新着情報

この設定は、対象となる固定ページを先に作成してから行います。まだ固定ページを作成していない段階では、無理に変更せず「最新の投稿」のまま進めます。

2-2-4. 1ページに表示する最大投稿数を設定する

  • 2-2-4-1. 「1ページに表示する最大投稿数」 を確認します。
  • 2-2-4-2. 一般的なブログや情報サイトでは、初期値の「10」件を推奨します。
  • 2-2-4-3. 初期状態で「10」になっている場合は、通常は変更しません。

表示件数を多くしすぎると、テーマや投稿内容によってはページの表示が長くなり、画像が多いサイトでは読み込みに時間がかかる場合があります。最初は10件で運用し、必要が生じた場合に調整します。

2-2-5. RSSフィードに表示する最新の投稿数を確認する

  • 2-2-5-1. 「RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数」 を確認します。
  • 2-2-5-2. 一般的なサイトでは、初期値の「10」項目を推奨します。
  • 2-2-5-3. 初期状態で「10」になっている場合は、通常は変更しません。

この項目は、RSSリーダーや外部サービスがサイトの新着情報を取得するときに、一度に含める投稿数を設定します。特別な運用目的がなければ、初期値のままで問題ありません。

2-2-6. フィード内の各投稿の表示方法を設定する

  • 2-2-6-1. 「フィードの各投稿に含める内容」 を確認します。
  • 2-2-6-2. 一般的なブログや情報サイトでは、「抜粋」を推奨します。
  • 2-2-6-3. 「全文を表示」を選択すると、RSSフィード上で投稿本文の全文が読める状態になります。

「抜粋」を選択すると、RSSフィードには投稿内容の一部が表示され、全文はサイトを開いて読む形になります。外部サービスへ全文を配信する明確な目的がない場合は、まず「抜粋」にしておくと管理しやすくなります。

💡 補足:テーマ上の投稿一覧表示とは別の設定です
この項目は、主にRSSフィードへ配信する内容を設定するものです。サイト上の記事一覧で全文または抜粋のどちらを表示するかは、使用するテーマやブロックの設定によって決まる場合があります。

2-2-7. 検索エンジンでの表示を確認する

  • 2-2-7-1. 「検索エンジンでの表示」 を確認します。
  • 2-2-7-2. サイト作成中で、すでに【1-2】の作業を行っている場合は、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていることを確認します。
  • 2-2-7-3. この段階では、【1-2】で設定した状態を通常は変更しません。

このチェックは、検索エンジンへサイトを登録しないよう依頼する設定です。サイトを完全に非公開にする機能ではありません。

【重要:正式公開時にチェックを外す】
サイトの準備が完了して正式公開する際は、このチェックを外して「変更を保存」をクリックします。チェックを入れたままにすると、検索エンジンへ登録されにくい状態が続きます。

2-2-8. 変更を保存する

  • 2-2-8-1. 各項目の確認が終わったら、画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックします。
  • 2-2-8-2. 画面上部に「設定を保存しました。」のようなメッセージが表示されれば保存完了です。

設定内容を変更していない場合でも、確認した内容をそのまま確定したい場合は「変更を保存」をクリックして構いません。

2-2-9. 設定後の確認

  • 2-2-9-1. ブログ・情報サイトとして開始する場合は、「ホームページの表示」が「最新の投稿」になっていることを確認します。
  • 2-2-9-2. 「1ページに表示する最大投稿数」が「10」件になっていることを確認します。
  • 2-2-9-3. 「RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数」が「10」項目になっていることを確認します。
  • 2-2-9-4. 「フィードの各投稿に含める内容」が「抜粋」になっていることを確認します。
  • 2-2-9-5. サイト作成中の場合は、検索エンジンのインデックスを抑制するチェックが入っていることを確認します。
  • 2-2-9-6. 保存後も管理画面とサイトが正常に表示されていれば、この設定は完了です。

2-2-10. この設定で得られる効果

ホームページに表示する内容と投稿件数を確認することで、サイトの基本的な見せ方を整えることができます。

また、RSSフィードの表示件数と内容を設定しておくことで、外部サービスやRSSリーダーへ配信する情報量を管理しやすくなります。

検索エンジンでの表示設定を【1-2】の状態から変更していないことを確認することで、未完成のサイトが検索結果に登録されにくい状態を維持できます。

2-2-11. 補足:サイト完成後に見直す項目

固定ページをトップページにする場合は、ホーム用と投稿一覧用の固定ページを作成した後で、「ホームページの表示」を「固定ページ」へ変更します。

また、サイトを正式公開するときは、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを必ず外します。これらは、サイト構築の進行状況に応じて後から見直す項目です。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
「表示設定」画面には、初期値のままでよい項目と、サイトの構成に応じて変更する項目があります。本マニュアルでは、ブログ・情報サイト向けの一般的な初期設定を基準にし、変更しない項目についても確認内容を明記しています。


2-3. ユーザープロフィールのセキュリティ対策

WordPress管理画面の「ユーザー」>「プロフィール」で、管理者アカウントの表示名、メールアドレス、パスワード、ログイン中の端末、アプリケーションパスワードなどを確認します。

ここで特に重要なのは、投稿者名などにログイン用のユーザー名をそのまま表示しないことです。ログイン用ユーザー名とは別のニックネームを設定し、そのニックネームをブログ上の表示名として使用します。

【重要:ログインユーザー名を公開表示名にしない】
WordPressでは、投稿者名やテーマの表示方法によって、プロフィールの「ブログ上の表示名」がサイト上に表示される場合があります。ログインに使用するユーザー名と同じ表示名を使わず、公開用のニックネームへ変更します。

2-3-1. 画面を開く

  • 2-3-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-3-1-2. 左メニューの「ユーザー」>「プロフィール」をクリックします。
  • 2-3-1-3. 「プロフィール」画面が表示されます。

管理画面上部の右側に表示されている自分の名前へマウスポインターを合わせ、プロフィール編集画面を開くこともできます。

2-3-2. 個人設定を確認する

  • 2-3-2-1. 「ビジュアルエディター」を確認します。
    • 通常は、ビジュアルエディターを使用できる初期状態のままで問題ありません。
    • 「ビジュアルリッチエディターを使用しない」には、特別な理由がなければチェックを入れません。
  • 2-3-2-2. 「シンタックスハイライト」を確認します。
    • テーマやプラグインのコード編集画面で、コードを色分けして表示するための設定です。
    • 通常は初期状態のままで問題ありません。
    • 「コード編集中のシンタックスハイライトを無効化」には、特別な理由がなければチェックを入れません。
  • 2-3-2-3. 「管理画面の配色」を確認します。
    • 管理画面の色を変更する項目です。
    • セキュリティやサイトの公開画面には影響しないため、見やすい配色を選ぶか、初期状態のままで問題ありません。
  • 2-3-2-4. 「キーボードショートカット」を確認します。
    • コメント管理用のキーボードショートカットを有効にする項目です。
    • 使用する予定がなければ、通常はチェックを入れません。
  • 2-3-2-5. 「ツールバー」を確認します。
    • ログイン中にサイトを表示したとき、画面上部へ管理用ツールバーを表示する設定です。
    • 管理画面へ戻りやすいため、通常は「サイトを見るときにツールバーを表示する」にチェックが入った状態を推奨します。
    • サイト訪問者には表示されず、ログインしているユーザーにだけ表示されます。
💡 補足:個人設定は無理に変更しません
この範囲は、主に管理画面の使い方や見た目に関する設定です。画面に表示されている項目を確認し、特別な目的がなければ初期状態のまま進めます。

2-3-3. ユーザー名を確認する

  • 2-3-3-1. 「ユーザー名」を確認します。
  • 2-3-3-2. この文字列は、WordPress管理画面へログインするときに使用するユーザー名です。
  • 2-3-3-3. ユーザー名の欄は編集できません。ここでは確認だけ行います。
  • 2-3-3-4. ユーザー名をコピーして、ニックネーム欄へ貼り付けないでください。

ユーザー名そのものは、このプロフィール画面から変更できません。公開用の名前は、次のニックネームとブログ上の表示名で設定します。

2-3-4. 姓と名を確認する

  • 2-3-4-1. 「名」「姓」を確認します。
  • 2-3-4-2. 本名をサイト上で使用しない場合は、無理に入力する必要はありません。
  • 2-3-4-3. すでに入力されている場合は、公開して問題のない情報かを確認します。

姓と名は、ブログ上の表示名の選択候補として表示される場合があります。個人情報を公開する予定がない場合は、入力内容を慎重に確認します。

2-3-5. 公開用のニックネームを設定する

  • 2-3-5-1. 「ニックネーム(必須)」欄を確認します。
  • 2-3-5-2. 初期状態でログイン用ユーザー名と同じ文字列が入っている場合は、公開用の別名へ変更します。
  • 2-3-5-3. サイト上に表示しても問題のない名称を入力します。
ニックネームの例
サイト運営者
編集部
管理人
サイト名に合わせた運営者名

ログイン用ユーザー名の一部を残した名前や、管理者メールアドレスと同じ文字列は避けます。また、本名を公開する必要がない場合は、本名以外の名称を設定します。

2-3-6. ブログ上の表示名を変更する

  • 2-3-6-1. ニックネームを変更した後、「ブログ上の表示名」の選択肢を開きます。
  • 2-3-6-2. 先ほど設定した公開用のニックネームを選択します。
  • 2-3-6-3. ログイン用ユーザー名と同じ文字列が選択されていないことを確認します。

この表示名は、テーマや設定によって投稿者名、著者情報、コメント欄などに使用される場合があります。ログイン用ユーザー名とは異なる表示名を選ぶことで、ログイン情報の一部が公開される可能性を下げられます。

2-3-7. 連絡先情報を確認する

  • 2-3-7-1. 「メール(必須)」を確認します。
  • 2-3-7-2. 現在確実に受信できるメールアドレスになっていることを確認します。
  • 2-3-7-3. パスワード再設定などに使われるため、受信できないメールアドレスのままにしないでください。
  • 2-3-7-4. 「サイト」欄は、プロフィールに関連付けるURLを入力する項目です。特に必要がなければ空欄のままで問題ありません。
💡 補足:メールアドレスの変更
メールアドレスを変更すると、確認メールが送信される場合があります。その場合は、届いたメール内の確認操作が完了するまで、新しいメールアドレスへの変更が確定しないことがあります。

2-3-8. プロフィール情報を確認する

  • 2-3-8-1. 「プロフィール情報」を確認します。
  • 2-3-8-2. テーマによっては、入力した文章が投稿者紹介として公開される場合があります。
  • 2-3-8-3. 公開する必要がなければ、空欄のままで問題ありません。
  • 2-3-8-4. 入力する場合は、住所、電話番号、個人用メールアドレスなどの不要な個人情報を記載しないでください。

2-3-9. プロフィール写真を確認する

  • 2-3-9-1. 「プロフィール写真」を確認します。
  • 2-3-9-2. WordPress本体の標準画面では、登録メールアドレスに関連付けられたアバター画像が表示される場合があります。
  • 2-3-9-3. 顔写真などを公開する必要がなければ、無理に設定する必要はありません。

使用するテーマやプラグインによって、プロフィール写真の設定方法や表示場所が異なる場合があります。公開画面に表示される可能性を考え、公開して問題のない画像だけを使用します。

2-3-10. パスワードを確認する

  • 2-3-10-1. 「アカウント管理」内のパスワード項目を確認します。
  • 2-3-10-2. インストール時に強いパスワードを設定済みで、安全に保管できている場合は、通常この段階で変更する必要はありません。
  • 2-3-10-3. 短いパスワード、他サービスと同じパスワード、第三者に知られた可能性があるパスワードを使用している場合は、新しい強いパスワードへ変更します。
  • 2-3-10-4. パスワードを変更する場合は、WordPressが生成する長いパスワードを使用するか、半角英字・数字・記号を組み合わせた十分に長い文字列を設定します。
  • 2-3-10-5. 新しいパスワードは、安全なパスワード管理方法で保管します。
【注意:パスワード変更後は古いパスワードを使えません】
パスワードを変更すると、新しいパスワードがすぐに有効になります。変更前に保存場所を準備し、入力間違いがないようにしてください。

2-3-11. セッションを確認する

  • 2-3-11-1. 「セッション」または他の端末からのログアウトに関する項目を確認します。
  • 2-3-11-2. 共用パソコンでログインした可能性がある場合や、見覚えのないログインが疑われる場合は、他のすべての場所からログアウトする操作を行います。
  • 2-3-11-3. 自分が使用している端末だけでログインしており、異常がない場合は、通常は操作しません。

他の場所からログアウトする操作を行うと、現在操作中の端末以外で保持されているログイン状態を終了できます。心当たりのないログインが疑われる場合は、パスワード変更とあわせて実行します。

2-3-12. アプリケーションパスワードを確認する

  • 2-3-12-1. 「アプリケーションパスワード」欄が表示されている場合は、内容を確認します。
  • 2-3-12-2. アプリケーションパスワードは、外部アプリ、連携サービス、プログラムなどからWordPressへ接続するための専用パスワードです。
  • 2-3-12-3. 通常のWordPress管理画面へのログインには使用しません。
  • 2-3-12-4. 外部連携を行う明確な目的がなければ、新しいアプリケーションパスワードを作成しません。
  • 2-3-12-5. 作成した覚えのないものや、すでに使用していないものが一覧にある場合は、利用状況を確認したうえで削除します。
💡 補足:アプリケーションパスワードは通常のログインパスワードとは別物です
外部サービスへ通常の管理者パスワードを渡さず、連携先ごとに専用の認証情報を発行するための機能です。必要になった時点で用途を確認して作成し、使わなくなったものは削除します。

2-3-13. プロフィールを更新する

  • 2-3-13-1. ニックネームとブログ上の表示名を確認します。
  • 2-3-13-2. 変更内容に問題がなければ、画面下部の「プロフィールを更新」ボタンをクリックします。
  • 2-3-13-3. 画面上部に「プロフィールを更新しました。」のようなメッセージが表示されれば保存完了です。

2-3-14. 設定後の確認

  • 2-3-14-1. ニックネームが、ログイン用ユーザー名とは異なる公開用の名称になっていることを確認します。
  • 2-3-14-2. ブログ上の表示名に、公開用ニックネームが選択されていることを確認します。
  • 2-3-14-3. メールアドレスが、現在受信できるものになっていることを確認します。
  • 2-3-14-4. プロフィール情報に、公開する必要のない個人情報が入力されていないことを確認します。
  • 2-3-14-5. 不要または不明なアプリケーションパスワードが残っていないことを確認します。
  • 2-3-14-6. 保存後も管理画面へ正常にアクセスできれば、この設定は完了です。

2-3-15. 公開画面で表示名を確認する

  • 2-3-15-1. 投稿がすでに存在する場合は、サイトの投稿ページを開きます。
  • 2-3-15-2. 投稿者名が表示されるテーマでは、ログイン用ユーザー名ではなく、設定した公開用ニックネームが表示されていることを確認します。
  • 2-3-15-3. 投稿者名が表示されないテーマでは、この段階で公開画面上の確認ができない場合があります。その場合でも、プロフィール画面の設定が正しければ問題ありません。

2-3-16. この設定で得られる効果

ログイン用ユーザー名とは異なるニックネームを公開表示名に設定することで、投稿者名などからログイン情報の一部を推測される可能性を下げられます。

また、連絡先メールアドレス、パスワード、ログイン中の端末、アプリケーションパスワードを確認することで、管理者アカウントの状態を把握しやすくなります。

プロフィール情報に不要な個人情報を入力しないことで、テーマやプラグインによる意図しない情報公開も防ぎやすくなります。

2-3-17. 補足:表示名の変更だけですべてのユーザー名露出を防げるわけではありません

ニックネームとブログ上の表示名を変更することは、基本的な公開情報対策です。ただし、使用するテーマ、プラグイン、著者ページ、外部連携などの構成によっては、別の場所からユーザー情報を推測できる場合があります。

この段階では、まずWordPress標準のプロフィール設定を安全な状態にします。追加のログイン保護やユーザー情報の露出対策は、セキュリティプラグインやサイト構成を決める段階で必要に応じて検討します。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
「プロフィール」画面には、管理画面の見た目、公開用情報、アカウント管理など複数の項目があります。本マニュアルでは、セキュリティに関係する項目を中心に変更し、それ以外は通常どおり確認だけ行います。


2-4. ディスカッション設定の最適化

WordPress管理画面の「設定」>「ディスカッション」で、コメント、ピンバック、トラックバック、メール通知、コメント承認、スパム対策、アバター表示などを確認します。

コメント機能を使用しないブログ・ニュース・情報サイトでは、初期段階で新しい投稿へのコメント受付を無効にしておくと、不要なコメントやスパムへの対応を減らせます。コメントを使用するサイトでは、すべてのコメントをすぐに公開せず、管理者が確認してから公開する承認制を推奨します。

【サイトの運用方針により設定が変わる項目】
コメント欄を使用するかどうかで推奨設定が変わります。本マニュアルでは、まずコメントを使用しない情報サイト向けの設定を基本とし、コメントを使用する場合の安全な設定もあわせて説明します。

2-4-1. 画面を開く

  • 2-4-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-4-1-2. 左メニューの「設定」>「ディスカッション」をクリックします。
  • 2-4-1-3. 「ディスカッション設定」画面が表示されます。

2-4-2. デフォルトの投稿設定を確認する

  • 2-4-2-1. 「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」を確認します。
    • 投稿本文から外部サイトへリンクしたとき、相手サイトへ通知を送るための設定です。
    • 通知が不要な場合や、通常の情報サイトとして運用する場合は、チェックを外すことを推奨します。
  • 2-4-2-2. 「新しい投稿に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける」を確認します。
    • 他サイトから送られたピンバックやトラックバックを受け付ける設定です。
    • スパム通知を減らすため、通常のブログ・情報サイトではチェックを外すことを推奨します。
  • 2-4-2-3. 「新しい投稿へのコメントを許可」を確認します。
    • コメント欄を使用しないサイトでは、チェックを外します。
    • 読者との交流や質問受付のためにコメント欄を使用するサイトでは、チェックを入れます。
【重要:この設定は主に新しく作成する投稿へ適用されます】
「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外しても、すでに作成済みの投稿でコメントが許可されている場合、その投稿のコメント欄が自動的に閉じるとは限りません。既存投稿については、投稿ごとの設定または投稿一覧の一括編集で確認します。

各投稿の編集画面では、投稿ごとにコメントやピンバックの許可状態を変更できます。そのため、ディスカッション設定は今後作成する投稿の標準設定として考えます。

2-4-3. コメント投稿者に関する設定を確認する

  • 2-4-3-1. 「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」を確認します。
    • コメントを使用する場合は、チェックを入れることを推奨します。
    • 名前とメールアドレスの入力を必須にしても、入力内容が本人のものかをWordPressが完全に確認するわけではありません。
  • 2-4-3-2. 「ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする」を確認します。
    • 会員制サイトなど、登録ユーザーだけにコメントを許可する場合に使用します。
    • 通常のブログでは、ユーザー登録を許可していないため、通常はチェックを入れません。
    • この設定にチェックを入れると、未ログインの訪問者はコメントできなくなります。

コメントを使用しない場合でも、画面上の項目として内容を確認します。コメント受付を無効にしている場合、これらの設定が実際に使われる場面は通常ありません。

2-4-4. 古い投稿のコメントを自動的に閉じる設定を確認する

  • 2-4-4-1. 「投稿中のリンクをすべて新しいウィンドウまたはタブで開く」のような項目は、この画面にはありません。ディスカッション設定ではコメント関連だけを操作します。
  • 2-4-4-2. 「○日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる」を確認します。
  • 2-4-4-3. コメントを使用しないサイトでは、コメント受付自体を無効にするため、この設定は通常変更しません。
  • 2-4-4-4. コメントを使用するサイトでは、古い記事へのスパムを減らしたい場合に有効化します。
  • 2-4-4-5. 有効化する場合は、サイトの運用方針に応じて日数を設定します。長期間質問を受け付けたい記事では、無理に有効化する必要はありません。

2-4-5. コメント投稿者のCookie保存を確認する

  • 2-4-5-1. 「コメント投稿者がCookieを保存できるようにする」項目を確認します。
  • 2-4-5-2. 有効にすると、コメント投稿者が希望した場合に、名前・メールアドレス・サイト情報をブラウザへ保存できます。
  • 2-4-5-3. コメントを使用する場合は、訪問者の利便性を考えて初期状態のままでも構いません。
  • 2-4-5-4. コメントを使用しない場合は、この項目は通常変更しません。

2-4-6. コメントの階層化を確認する

  • 2-4-6-1. 「コメントを○階層までのスレッド形式にする」を確認します。
  • 2-4-6-2. コメントへの返信を階層表示するための設定です。
  • 2-4-6-3. コメントを使用する場合は、初期値の階層数のままで問題ありません。
  • 2-4-6-4. 階層を深くしすぎると、スマートフォンなどの狭い画面で読みにくくなる場合があります。

2-4-7. コメントを複数ページに分割する設定を確認する

  • 2-4-7-1. 「1ページあたり○件のコメントを含む複数ページに分割する」を確認します。
  • 2-4-7-2. コメント数が非常に多いサイトで、コメントを複数ページへ分割するための設定です。
  • 2-4-7-3. サイト開設直後やコメントを使用しないサイトでは、通常は変更しません。

2-4-8. コメントの表示順を確認する

  • 2-4-8-1. 各ページの上部に古いコメントまたは新しいコメントのどちらを表示するかを確認します。
  • 2-4-8-2. 通常は初期状態のままで問題ありません。
  • 2-4-8-3. 新しいコメントを目立たせたい運用では、新しいコメントを上部に表示する設定へ変更できます。

2-4-9. メール通知を確認する

  • 2-4-9-1. 「コメントが投稿されたとき」を確認します。
    • コメントを使用する場合は、見落とし防止のためチェックを入れることを推奨します。
    • コメントを使用しない場合は、通常は通知自体が発生しません。
  • 2-4-9-2. 「コメントがモデレーションのために保留されたとき」を確認します。
    • コメントを承認制で運用する場合は、チェックを入れることを推奨します。
    • 保留中のコメントを管理者が確認しやすくなります。

通知メールは、管理者メールアドレスなどへ送信されます。コメントを使用する場合は、WordPressからのメールを正常に受信できることも確認します。

2-4-10. コメント表示前の承認条件を設定する

  • 2-4-10-1. 「コメントの手動承認を必須にする」を確認します。
  • 2-4-10-2. コメントを使用する場合は、すべてのコメントを管理者が確認してから公開できるよう、チェックを入れることを推奨します。
  • 2-4-10-3. 「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする」を確認します。
  • 2-4-10-4. すべてを手動承認にする場合、この設定だけに頼らず、「コメントの手動承認を必須にする」を有効にします。
【コメントを使う場合の推奨:手動承認】
サイト開設直後は、正常なコメントとスパムコメントを自動判別しにくい場合があります。まずはすべてのコメントを承認待ちにし、内容を確認してから公開する運用を推奨します。

2-4-11. コメントモデレーションを確認する

  • 2-4-11-1. コメント内に一定数以上のリンクが含まれる場合、コメントを承認待ちにする件数を確認します。
  • 2-4-11-2. リンクを大量に含むコメントはスパムの可能性があるため、初期値を不用意に増やさないことを推奨します。
  • 2-4-11-3. 「コメントモデレーション」入力欄を確認します。
  • 2-4-11-4. 指定した語句、投稿者名、URL、メールアドレス、IPアドレス、ブラウザ情報などを含むコメントを承認待ちにできます。
  • 2-4-11-5. サイト開設時点では、明確に登録すべき語句がなければ空欄のままで問題ありません。

2-4-12. コメント内で許可しないキーワードを確認する

  • 2-4-12-1. 「コメント内で許可されないキーワード」入力欄を確認します。
  • 2-4-12-2. 指定した語句などを含むコメントを、承認待ちではなくゴミ箱へ移動するための設定です。
  • 2-4-12-3. 一般的な短い単語を不用意に登録すると、正常なコメントまで対象になる可能性があります。
  • 2-4-12-4. サイト開設時点では空欄のままにし、実際に届いたスパムの傾向を確認してから慎重に追加します。
💡 補足:部分一致に注意します
モデレーションや許可しないキーワードの判定では、入力した文字列が別の単語の一部に含まれている場合も対象になることがあります。短すぎる語句や一般的な文字列を登録しないよう注意します。

2-4-13. アバター表示を確認する

  • 2-4-13-1. 「アバターを表示する」を確認します。
  • 2-4-13-2. コメント欄や投稿者情報でアバター画像を表示する場合は、チェックを入れたままにします。
  • 2-4-13-3. コメントを使用せず、アバター表示も不要なサイトでは、チェックを外しても構いません。
  • 2-4-13-4. テーマによっては、管理者や投稿者のプロフィール画像表示にも影響する場合があります。

2-4-14. 評価による制限を確認する

  • 2-4-14-1. 「評価による制限」を確認します。
  • 2-4-14-2. 一般向けサイトでは、最も制限の厳しい画像を含めず、全年齢向けの「G」を推奨します。
  • 2-4-14-3. 初期状態で「G」になっている場合は、通常は変更しません。

2-4-15. デフォルトアバターを確認する

  • 2-4-15-1. 「デフォルトアバター」を確認します。
  • 2-4-15-2. 個別のアバター画像が登録されていないユーザーに表示する画像を選ぶ設定です。
  • 2-4-15-3. 初期設定では、シンプルな「ミステリーパーソン」のままで問題ありません。
  • 2-4-15-4. サイトのデザインに合わせたい場合は、後から別の種類へ変更できます。

2-4-16. コメントを使用しないサイトの推奨設定

コメントを使用しない場合の基本設定
・投稿中からリンクしたブログへの通知:チェックを外す
・ピンバック・トラックバックの受付:チェックを外す
・新しい投稿へのコメント許可:チェックを外す
・その他のコメント関連項目:通常は初期状態のまま確認のみ
・アバター表示:不要であればチェックを外してもよい

2-4-17. コメントを使用するサイトの推奨設定

コメントを使用する場合の基本設定
・新しい投稿へのコメント許可:チェックを入れる
・名前とメールアドレスの入力:必須にする
・コメント投稿時のメール通知:有効にする
・モデレーション保留時のメール通知:有効にする
・コメントの手動承認:必須にする
・アバター評価:G

2-4-18. 変更を保存する

  • 2-4-18-1. 各項目の確認と設定が終わったら、画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックします。
  • 2-4-18-2. 画面上部に「設定を保存しました。」のようなメッセージが表示されれば保存完了です。

2-4-19. 設定後の確認

  • 2-4-19-1. コメントを使用しない場合は、「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックが外れていることを確認します。
  • 2-4-19-2. ピンバック・トラックバックを使用しない場合は、関連する2項目のチェックが外れていることを確認します。
  • 2-4-19-3. コメントを使用する場合は、名前とメールアドレスの入力、メール通知、手動承認が有効になっていることを確認します。
  • 2-4-19-4. アバターの評価が一般向けの「G」になっていることを確認します。
  • 2-4-19-5. 保存後も管理画面が正常に表示されていれば、この設定は完了です。

2-4-20. この設定で得られる効果

コメントを使用しないサイトでは、コメント受付、ピンバック、トラックバックを無効にすることで、不要な通知やスパムへの対応を減らしやすくなります。

コメントを使用するサイトでは、メール通知と手動承認を有効にすることで、管理者が内容を確認してからコメントを公開できるようになります。

モデレーション、禁止キーワード、アバター表示などを確認しておくことで、コメント機能をサイトの運用方針に合わせて管理しやすくなります。

2-4-21. 補足:コメント設定は投稿ごとにも変更できます

この画面で設定するコメント許可は、主に今後作成する投稿の標準設定です。投稿編集画面では、投稿ごとにコメントやピンバックの許可状態を変更できます。

そのため、ディスカッション設定を変更した後でも、既存投稿のコメント欄が残っていないかを必要に応じて確認します。投稿数が多い場合は、投稿一覧の一括編集を利用できます。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
「ディスカッション設定」画面には、コメントを使用しないサイトでは実際に使わない項目も多数あります。本マニュアルでは、それらを削除せず、通常は変更しない項目として意味と確認方法を記載しています。


2-5. メディア設定の最適化

WordPress管理画面の「設定」>「メディア」で、画像をアップロードしたときに自動生成される画像サイズと、アップロードファイルの保存方法を確認します。

WordPressでは、1枚の画像をアップロードすると、元画像とは別に複数のサイズの画像が自動生成される場合があります。記事やテーマは、表示場所に応じて適切なサイズの画像を使用します。

【通常は初期値を大きく変更しない設定】
標準の画像サイズは、多くのテーマや記事作成で利用できる一般的な値です。サイトのデザインや画像運用がまだ決まっていない段階では、初期値を基本として使用します。

2-5-1. 画面を開く

  • 2-5-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-5-1-2. 左メニューの「設定」>「メディア」をクリックします。
  • 2-5-1-3. 「メディア設定」画面が表示されます。

2-5-2. サムネイルのサイズを確認する

  • 2-5-2-1. 「サムネイルのサイズ」を確認します。
  • 2-5-2-2. 幅が「150」、高さが「150」になっていることを確認します。
  • 2-5-2-3. 初期状態で150×150ピクセルになっている場合は、通常は変更しません。

サムネイルは、投稿一覧、メディア一覧、関連記事など、小さな画像を表示する場所で使用される場合があります。

2-5-3. サムネイルの切り抜きを確認する

  • 2-5-3-1. 「サムネイルを実寸法にトリミングする」を確認します。
  • 2-5-3-2. 一覧画面で画像の形を揃えやすくするため、通常はチェックが入った状態を推奨します。
  • 2-5-3-3. チェックを入れると、元画像の縦横比によっては画像の上下または左右の一部が切り抜かれます。
  • 2-5-3-4. 写真全体を必ず残したい運用では、テーマの表示方法を確認したうえでチェックを外すこともできます。
💡 「トリミング」とは
指定した縦横サイズに合わせるため、画像の一部を切り取る処理です。画像そのものを削除するのではなく、サムネイル用として別に生成される画像が切り抜かれます。

2-5-4. 中サイズを確認する

  • 2-5-4-1. 「中サイズ」を確認します。
  • 2-5-4-2. 幅の上限が「300」、高さの上限が「300」になっていることを確認します。
  • 2-5-4-3. 初期状態で300×300ピクセルになっている場合は、通常は変更しません。

中サイズでは、画像の縦横比を維持しながら、指定した幅と高さの範囲内に収まる画像が生成されます。元画像が指定サイズより小さい場合は、通常、無理に大きく引き伸ばされません。

2-5-5. 大サイズを確認する

  • 2-5-5-1. 「大サイズ」を確認します。
  • 2-5-5-2. 幅の上限が「1024」、高さの上限が「1024」になっていることを確認します。
  • 2-5-5-3. 初期状態で1024×1024ピクセルになっている場合は、通常は変更しません。

大サイズは、記事本文などで比較的大きく画像を表示するときに使用される場合があります。実際にどの画像サイズが使われるかは、テーマ、ブロック、表示領域などによって異なります。

2-5-6. 標準画像サイズの推奨値を確認する

本マニュアルでの基本設定
サムネイル:幅150 × 高さ150
サムネイルのトリミング:チェックを入れる
中サイズ:幅の上限300 × 高さの上限300
大サイズ:幅の上限1024 × 高さの上限1024

テーマやサイトデザインが決まった後で、必要に応じて画像サイズを見直すことはできます。ただし、初期段階では標準値のまま進めます。

2-5-7. テーマやプラグインによる追加画像サイズを確認する

メディア設定画面に表示されるサムネイル・中・大サイズ以外にも、使用するテーマやプラグインによって独自の画像サイズが追加される場合があります。

  • 2-5-7-1. メディア設定画面の数値だけで、サイト内のすべての画像サイズが決まるわけではありません。
  • 2-5-7-2. テーマを変更すると、新しいテーマ用の画像サイズが必要になる場合があります。
  • 2-5-7-3. 商品、ギャラリー、関連記事などのプラグインが、独自サイズの画像を生成する場合があります。

この段階では、WordPress標準のメディア設定だけを確認します。テーマ固有の推奨画像サイズは、使用するテーマを決めた後で別途確認します。

2-5-8. アップロードしたファイルの整理方法を確認する

  • 2-5-8-1. 「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」を確認します。
  • 2-5-8-2. 通常はチェックが入った状態を推奨します。
  • 2-5-8-3. 初期状態でチェックが入っている場合は、そのままで問題ありません。

この設定が有効な場合、アップロードしたファイルは、サーバー内でアップロード年月ごとのフォルダーへ整理されます。

保存先の例
2026年7月にアップロードした場合:
wp-content/uploads/2026/07/

年月フォルダーは、WordPressがサーバー内のファイルを整理するためのものです。WordPress管理画面のメディアライブラリでは、通常どおり画像を一覧表示・検索できます。

2-5-9. 年月フォルダー設定の注意点

  • 2-5-9-1. この設定を後から変更しても、すでにアップロード済みのファイルが別フォルダーへ自動移動するわけではありません。
  • 2-5-9-2. 設定変更後に新しくアップロードするファイルから、保存方法が変わります。
  • 2-5-9-3. サーバー内のアップロードファイルを、エクスプローラーのように自由に移動するための設定ではありません。
  • 2-5-9-4. サーバー上で画像ファイルを手動移動すると、WordPressに登録されているURLと一致しなくなり、画像が表示されなくなる場合があります。
【注意:アップロード済みファイルをサーバー上で手動移動しない】
メディアライブラリに登録された画像には、保存場所を含むURLが記録されています。サーバー上のファイルだけを別のフォルダーへ移動すると、記事内の画像が表示されなくなる可能性があります。

2-5-10. 設定変更前の画像への影響を確認する

サムネイル、中サイズ、大サイズの数値を変更しても、すでにアップロード済みの画像に新しいサイズが自動生成されるとは限りません。

  • 2-5-10-1. 新しいサイズ設定は、基本的に変更後にアップロードする画像へ使用されます。
  • 2-5-10-2. 既存画像にも新しいサイズが必要な場合は、サムネイル再生成などの別作業が必要になることがあります。
  • 2-5-10-3. 初期設定段階で標準値を決めておくことで、後から画像を作り直す作業を減らしやすくなります。

2-5-11. 元画像の大きさとファイル容量を確認する

メディア設定で生成画像のサイズを指定しても、アップロードする元画像のファイル容量そのものが自動的に最小化されるとは限りません。

  • 2-5-11-1. デジタルカメラやスマートフォンの非常に大きな画像を、そのまま大量にアップロードしないようにします。
  • 2-5-11-2. サイトで必要な解像度と画質を確認し、必要に応じてアップロード前に画像サイズやファイル容量を調整します。
  • 2-5-11-3. 画像の圧縮形式や最適化方法は、テーマとサイト用途が決まった後で検討します。

大きすぎる画像を多数保存すると、サーバー容量、バックアップ容量、ページの表示速度などへ影響する場合があります。

2-5-12. 変更を保存する

  • 2-5-12-1. 各画像サイズと年月フォルダー設定を確認します。
  • 2-5-12-2. 画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックします。
  • 2-5-12-3. 画面上部に「設定を保存しました。」のようなメッセージが表示されれば保存完了です。

初期値から変更していない場合でも、設定内容を確認してそのまま保存して構いません。

2-5-13. 設定後の確認

  • 2-5-13-1. サムネイルが150×150ピクセルになっていることを確認します。
  • 2-5-13-2. サムネイルのトリミングにチェックが入っていることを確認します。
  • 2-5-13-3. 中サイズが300×300ピクセルになっていることを確認します。
  • 2-5-13-4. 大サイズが1024×1024ピクセルになっていることを確認します。
  • 2-5-13-5. アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理する設定にチェックが入っていることを確認します。
  • 2-5-13-6. 保存後も管理画面が正常に表示されていれば、この設定は完了です。

2-5-14. この設定で得られる効果

標準画像サイズを確認しておくことで、WordPressが記事や一覧表示で利用できる複数サイズの画像を生成しやすくなります。

サムネイルを正方形に切り抜く設定にすることで、投稿一覧などに表示される小さな画像の形を揃えやすくなります。

アップロードファイルを年月フォルダーへ整理することで、サーバー内の1つのフォルダーへすべてのファイルが集中することを避け、WordPress標準の方法で管理できます。

2-5-15. 補足:画像運用はテーマ決定後に再確認する

サイトに適したアイキャッチ画像の縦横比、推奨横幅、ファイル形式などは、使用するテーマやサイトデザインによって異なります。

この初期設定ではWordPress標準値を使用し、テーマを決定した後で、アイキャッチ画像や記事本文画像の作成ルールを別途決めます。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
「メディア設定」画面では、標準画像サイズと年月フォルダー設定を確認します。サイトのデザインが決まっていない初期段階では、大きく数値を変更せず、標準値のまま進めることを推奨します。


2-6. パーマリンク設定の最適化

WordPress管理画面の「設定」>「パーマリンク」で、投稿や固定ページのURL形式を設定します。

パーマリンクとは、投稿や固定ページごとに割り当てられるURLです。記事を公開した後でURL形式を変更すると、それまで使用していたURLで記事を開けなくなったり、外部サイトやSNSからのリンクが無効になったりする場合があります。そのため、記事を本格的に公開する前の初期段階で設定します。

【重要:記事公開後は不用意に変更しない】
パーマリンク構造を変更すると、既存の投稿URLが変わる場合があります。すでに記事を公開し、検索エンジンや外部サイトからアクセスされているサイトでは、転送設定などを行わずに変更しないでください。本マニュアルでは、WordPressを新規作成した直後に設定することを前提とします。

2-6-1. 画面を開く

  • 2-6-1-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 2-6-1-2. 左メニューの「設定」>「パーマリンク」をクリックします。
  • 2-6-1-3. 「パーマリンク設定」画面が表示されます。

2-6-2. 共通設定の各形式を確認する

「共通設定」には、投稿URLの形式を選ぶための複数の選択肢があります。画面に表示される形式と役割を確認します。

  • 2-6-2-1. 「基本」
    • https://example.com/?p=123 のように、投稿IDを使用する形式です。
    • 記事内容がURLから分かりにくいため、通常のブログや情報サイトでは初期推奨にしません。
  • 2-6-2-2. 「日付と投稿名」
    • 年・月・日と投稿名をURLに含める形式です。
    • 日付が重要な日記型サイトなどでは使用できますが、URLが長くなります。
    • 長期間読まれる情報記事では、URLに日付を固定しない方が扱いやすい場合があります。
  • 2-6-2-3. 「月と投稿名」
    • 年・月と投稿名をURLに含める形式です。
    • 月単位の記録を重視するサイトでは使用できますが、一般的な情報サイトでは必須ではありません。
  • 2-6-2-4. 「数字ベース」
    • https://example.com/archives/123 のように、数字を使用する形式です。
    • URLから記事内容を判断しにくいため、通常の初期設定では推奨しません。
  • 2-6-2-5. 「投稿名」
    • https://example.com/sample-post/ のような形式です。
    • URLが比較的短く、投稿ごとに分かりやすい文字列を使用できます。
    • 一般的なブログ、ニュース、情報、商品紹介、予想、データ系サイトでは、この形式を推奨します。
  • 2-6-2-6. 「カスタム構造」
    • %postname% などの構造タグを組み合わせて、独自のURL形式を作る設定です。
    • 明確な設計上の理由がある場合に使用します。
    • 本マニュアルの初期設定では選択しません。

2-6-3. 「投稿名」を選択する

  • 2-6-3-1. 「共通設定」の中から「投稿名」を選択します。
  • 2-6-3-2. URLの例として、https://example.com/sample-post/ のような形式が表示されていることを確認します。
  • 2-6-3-3. 「カスタム構造」は選択しません。
💡 「sample-post」と「%postname%」の関係
%postname% は、URL内に投稿ごとのスラッグを入れるための構造タグです。実際の投稿URLでは、%postname% の部分が sample-post などのスラッグに置き換わります。

ただし、初期設定では構造タグを入力する必要はありません。画面上の「投稿名」を選択するだけで、この形式が使用されます。

推奨設定
選択する項目:投稿名
画面に表示されるURL例:https://example.com/sample-post/
カスタム構造:選択しない

2-6-4. カテゴリーベースとタグベースを確認する

画面下部には、カテゴリとタグのURLに使用する文字列を設定する「オプション」があります。

  • 2-6-4-1. 「カテゴリーベース」を確認します。
    • カテゴリーページのURLに使用する基本文字列を変更する項目です。
    • 明確な理由がなければ、初期設定では空欄のままにします。
  • 2-6-4-2. 「タグベース」を確認します。
    • タグページのURLに使用する基本文字列を変更する項目です。
    • 明確な理由がなければ、初期設定では空欄のままにします。

カテゴリーベースやタグベースへ独自の文字列を入力することもできますが、URL設計が決まっていない段階で変更する必要はありません。

2-6-5. 変更を保存する

  • 2-6-5-1. 「投稿名」が選択されていることを確認します。
  • 2-6-5-2. カテゴリーベースとタグベースが空欄であることを確認します。
  • 2-6-5-3. 画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックします。
  • 2-6-5-4. 画面上部に「パーマリンク構造を更新しました。」などのメッセージが表示されれば保存完了です。

2-6-6. 保存後にサイトを確認する

  • 2-6-6-1. すでにサンプル投稿などがある場合は、その投稿を表示します。
  • 2-6-6-2. ブラウザのアドレスバーに、投稿名を使用したURLが表示されていることを確認します。
  • 2-6-6-3. 投稿ページが「ページが見つかりません」などにならず、正常に表示できることを確認します。
  • 2-6-6-4. サイトのトップページとWordPress管理画面も正常に開けることを確認します。

2-6-7. 投稿が404エラーになる場合を確認する

保存後に投稿ページが開けず、404エラーや「ページが見つかりません」と表示される場合は、次の順番で確認します。

  • 2-6-7-1. 「設定」>「パーマリンク」をもう一度開きます。
  • 2-6-7-2. 設定内容を変更せず、もう一度「変更を保存」をクリックします。
  • 2-6-7-3. 投稿ページを再度開いて確認します。
  • 2-6-7-4. 改善しない場合は、サーバー側のURL書き換え設定やWordPressの設置状態に問題がある可能性があります。
  • 2-6-7-5. 初心者がサーバー設定ファイルを推測で書き換えず、使用しているレンタルサーバーの案内を確認します。
💡 補足:保存操作でURL規則が再設定されることがあります
パーマリンク画面で「変更を保存」をクリックすると、WordPress内部のURL書き換え規則が更新されます。プラグイン追加後などに投稿ページだけ404エラーになる場合も、設定を変更せず保存し直すことで改善することがあります。

2-6-8. 日本語タイトルの記事URLについて

パーマリンク設定画面には、日本語URLと英数字URLを切り替える項目はありません。

「投稿名」を選択した状態で日本語の投稿タイトルを入力すると、投稿タイトルをもとに日本語を含むスラッグが自動生成される場合があります。


投稿タイトル:WordPress初期設定の手順
自動生成される場合があるURL:https://example.com/wordpress初期設定の手順/

日本語部分を短い半角英数字へ変更したい場合は、「設定」>「パーマリンク」ではなく、各投稿または固定ページの編集画面にあるスラッグの設定で変更します。

💡 記事作成時のスラッグ例
投稿タイトル:WordPress初期設定の手順
スラッグ:wordpress-initial-settings
完成するURL:https://example.com/wordpress-initial-settings/

スラッグの具体的な変更手順は、投稿または固定ページを作成する手順の中で説明します。この2-5では、パーマリンク設定画面で「投稿名」を選択することを主な作業とします。

2-6-9. スラッグを変更するタイミングを確認する

  • 2-6-9-1. スラッグは、原則として投稿を正式公開する前に決めます。
  • 2-6-9-2. 公開後にスラッグを変更すると、その投稿のURLが変わります。
  • 2-6-9-3. 公開済み記事のスラッグを変更する必要がある場合は、旧URLから新URLへの転送設定を含めて検討します。
【注意:公開済みURLはサイトの資産です】
記事URLは、検索結果、SNS投稿、ブックマーク、他サイトからのリンクなどで使用されます。公開後のスラッグやパーマリンク構造を不用意に変更しないでください。

2-6-10. 設定後の確認

  • 2-6-10-1. 共通設定で「投稿名」が選択されていることを確認します。
  • 2-6-10-2. URL例が https://example.com/sample-post/ のような形式になっていることを確認します。
  • 2-6-10-3. 「カスタム構造」が選択されていないことを確認します。
  • 2-6-10-4. カテゴリーベースとタグベースが空欄になっていることを確認します。
  • 2-6-10-5. 投稿ページが正常に表示されることを確認します。

2-6-11. この設定で得られる効果

パーマリンクを「投稿名」に設定することで、投稿IDだけのURLよりも記事内容を判断しやすく、比較的短いURLを使用できます。

日付やカテゴリーをURL構造へ固定しないため、記事の公開日や分類を後から見直す場合にも、URL構造そのものの影響を受けにくくなります。

また、日本語URLを短い半角英数字へ変更したい場合は、記事作成時に投稿または固定ページのスラッグを確認するという運用へつなげられます。

2-6-12. 補足:サイト運用開始後の変更は別作業として扱う

サイト運用開始後にパーマリンク構造を変更する場合は、旧URLから新URLへの転送、内部リンク、サイトマップ、外部サービス、検索エンジンへの影響などを確認する必要があります。

そのため、運用中サイトのパーマリンク変更は「初期設定」ではなく、移行計画を伴う別の作業として扱います。

💡 補足:画面にある項目をすべて変更する必要はありません
初期設定では、共通設定の「投稿名」を選択し、カテゴリーベースとタグベースは空欄のままにします。「カスタム構造」は、URL設計上の明確な理由がある場合だけ使用します。

3-1. 固定ページ機能の概要と使い分け

WordPressでは、サイト内の文章を作成する方法として、主に「投稿」「固定ページ」があります。

どちらもタイトルと本文を入力して公開できますが、用途が異なります。記事を作り始める前に、どの内容を投稿にし、どの内容を固定ページにするかを確認します。

【重要:投稿と固定ページを使い分ける】
日付順に追加していく記事は「投稿」、サイト内で長期間同じ場所から案内する基本情報は「固定ページ」を使用します。

3-1-1. 固定ページとは

固定ページは、サイトの基本情報や案内など、投稿日時の順番に関係なく長期間掲載する内容を作成するための機能です。

一般的には、次のような内容に使用します。

  • サイトについて
  • 運営者情報
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 免責事項
  • 利用規約
  • サービス案内
  • 会社概要
  • ホームページ用の固定ページ

これらは新着記事として日付順に並べるより、メニューやフッターなど、決まった場所からいつでも開けるようにする内容です。

3-1-2. 投稿とは

投稿は、新しい情報を継続的に追加するための機能です。一般的には、公開日の新しい順に一覧表示されます。

次のような内容には投稿を使用します。

  • ブログ記事
  • ニュース記事
  • 新着情報
  • 商品紹介記事
  • 予想記事
  • 集計結果や検証記事
  • 日付ごとに追加する情報

投稿は、カテゴリーやタグを使用して分類できるため、記事数が増えていくサイトに向いています。

3-1-3. 投稿と固定ページの違いを確認する

確認項目 投稿 固定ページ
主な用途 継続的に追加する記事 長期間掲載する基本情報
日付順の一覧 通常は新しい順に表示される 通常は日付順の記事一覧に含まれない
カテゴリー・タグ 標準で使用できる 標準では通常使用しない
親子関係 標準では設定しない 親ページと子ページを設定できる
主な表示場所 投稿一覧、カテゴリー一覧など メニュー、フッター、本文内リンクなど
簡単な判断方法
今後も同じ種類の記事を追加していく内容:投稿
サイト内に1ページ用意し、長期間案内する内容:固定ページ

3-1-4. 固定ページ一覧を開く

  • 3-1-4-1. WordPress管理画面にログインします。
  • 3-1-4-2. 左メニューの「固定ページ」>「固定ページ一覧」をクリックします。
  • 3-1-4-3. 現在登録されている固定ページの一覧が表示されます。

固定ページ一覧では、固定ページの編集、表示、ゴミ箱への移動、検索などを行えます。

3-1-5. 固定ページの公開状態を確認する

  • 3-1-5-1. 公開済み:サイト訪問者が閲覧できる状態です。
  • 3-1-5-2. 下書き:まだ正式公開していない作成途中の状態です。
  • 3-1-5-3. 非公開:一般の訪問者には公開せず、権限のあるログインユーザーだけが確認できる状態です。
  • 3-1-5-4. パスワード保護:設定したパスワードを入力した人だけが本文を閲覧できる状態です。

作成途中のページは、すぐに公開せず下書きとして保存できます。内容を確認してから公開します。

3-1-6. 固定ページを追加する画面を確認する

  • 3-1-6-1. 左メニューの「固定ページ」>「固定ページを追加」をクリックします。
  • 3-1-6-2. 固定ページの編集画面が表示されます。
  • 3-1-6-3. タイトル入力欄、本文編集エリア、設定サイドバーなどを確認します。

この段階では画面構成を確認するだけで構いません。具体的な必須ページは、後の手順で作成します。

3-1-7. 固定ページの親子関係を確認する

固定ページには、親ページと子ページの関係を設定できます。

親子関係の例
親ページ:サービス案内
子ページ:サービスA
子ページ:サービスB

関連する固定ページが多い場合は、親子関係を使って整理できます。ただし、プライバシーポリシーやお問い合わせなど、単独で使用するページに無理に親ページを設定する必要はありません。

3-1-8. ページテンプレートを確認する

使用するテーマによっては、固定ページごとにページテンプレートを選択できる場合があります。

  • 3-1-8-1. 通常の固定ページでは、初期状態のテンプレートをそのまま使用して問題ありません。
  • 3-1-8-2. テーマによって、全幅ページ、サイドバーなしなどのテンプレートが用意される場合があります。
  • 3-1-8-3. テンプレートの名称や種類は、使用するテーマによって異なります。

テーマがまだ決まっていない段階では、テンプレートを無理に変更しません。

3-1-9. 固定ページとメニューの関係を確認する

固定ページを公開しただけで、必ずサイトの上部メニューへ自動表示されるとは限りません。

  • 3-1-9-1. 公開した固定ページは、URLを直接開けば表示できます。
  • 3-1-9-2. ヘッダーやフッターから開けるようにするには、使用するテーマのナビゲーションまたはメニュー設定へ追加します。
  • 3-1-9-3. ブロックテーマとクラシックテーマでは、メニューの設定画面や操作方法が異なる場合があります。
💡 固定ページ作成とメニュー設定は別作業です
固定ページは内容を作成する機能です。サイト上のどこにリンクを表示するかは、テーマのナビゲーションやメニュー設定で決めます。

3-1-10. 固定ページとホームページ表示の関係を確認する

【2-2. 表示設定の最適化】で説明したように、固定ページをサイトのトップページとして使用することもできます。

  • 3-1-10-1. ホームページ用の固定ページを作成します。
  • 3-1-10-2. 必要に応じて、投稿一覧用の固定ページも別に作成します。
  • 3-1-10-3. 「設定」>「表示設定」で、ホームページの表示を「固定ページ」へ変更します。

ブログ・ニュース・情報サイトとしてトップページに最新記事を並べる場合は、無理に固定ページをホームページへ指定する必要はありません。

3-1-11. 固定ページのカテゴリー・タグ・コメントを確認する

WordPress標準の固定ページでは、通常、投稿のようなカテゴリーとタグを使用しません。整理する場合は、親子関係、メニュー構成、ページ内リンクなどを使用します。

また、お問い合わせ、プライバシーポリシー、運営者情報などの固定ページでは、通常コメント欄を使用しません。コメント許可の項目が表示される場合は、特別な目的がなければ無効のままにします。

3-1-12. 固定ページに向かない内容を確認する

  • 毎日のニュース
  • 日付ごとの予想記事
  • 定期的に追加する商品紹介
  • カテゴリー別に一覧表示したい記事
  • 新着順に読んでもらいたい記事

これらは投稿として作成した方が、一覧表示や分類、過去記事の管理を行いやすくなります。

3-1-13. 初期段階で用意する固定ページを整理する

一般的なサイトでは、今後の手順で次のような固定ページを検討します。

  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 免責事項
  • 運営者情報またはサイトについて

すべてのサイトで同じページが必要とは限りません。サイトの目的、取得する個人情報、使用する広告やアクセス解析、提供するサービスなどに応じて決めます。

【注意:意味を確認せず公開しない】
プライバシーポリシーや免責事項は、サイトの運用内容に合わせて作成する必要があります。他サイトの文章をそのままコピーして公開しないでください。

3-1-14. この確認で得られる効果

投稿と固定ページを正しく使い分けることで、記事数が増えた後もサイト内の情報を整理しやすくなります。

また、固定ページをメニューやフッターから案内する役割を理解しておくことで、必要なページを作成しただけで終わらず、訪問者が実際に開ける場所へ配置できます。

3-1-15. 補足:画面や項目はテーマによって異なる場合があります

固定ページの本文編集はWordPressの機能ですが、ページテンプレート、サイドバー、タイトル表示、メニューへの追加方法などは、使用するテーマによって異なる場合があります。

この段階では、固定ページの基本的な役割と投稿との違いを理解し、テーマ固有の設定はテーマを決めた後で確認します。

3-2. 初期サンプルのクリーンアップ

WordPressを新規インストールすると、動作確認用の投稿・固定ページ・コメントなどが、あらかじめ登録されている場合があります。

これらを残したままサイトを公開すると、初期サンプルが訪問者や検索エンジンから見える可能性があります。自分で作成した内容と混ざらないように、サイト構築の初期段階で整理します。

【重要:名前だけで判断せず内容を確認する】
明らかなサンプル投稿やサンプルコメントは削除します。一方、プライバシーポリシーの下書きなど、今後利用できる可能性がある固定ページは、内容と状態を確認してから残すか削除するかを決めます。

3-2-1. 整理する初期データを確認する

WordPressの設置方法やバージョンによって、初期登録されている内容は異なる場合があります。一般的には、次の項目を確認します。

  • 「Hello world!」または「こんにちは世界!」などのサンプル投稿
  • 「Sample Page」または「サンプルページ」などの固定ページ
  • サンプル投稿へ登録された初期コメント
  • プライバシーポリシーの下書きまたは公開済みページ

画面上に存在しない項目は、無理に探したり新しく作成したりする必要はありません。

3-2-2. サンプル投稿を確認・削除する

  • 3-2-2-1. WordPress管理画面の「投稿」>「投稿一覧」をクリックします。
  • 3-2-2-2. 「Hello world!」「こんにちは世界!」など、初期サンプルと思われる投稿があるか確認します。
  • 3-2-2-3. 内容を開き、自分で作成した投稿ではなく、WordPressの初期サンプルであることを確認します。
  • 3-2-2-4. 投稿一覧へ戻り、対象投稿へマウスポインターを合わせて「ゴミ箱へ移動」をクリックします。
  • 3-2-2-5. 投稿一覧から対象投稿が消えたことを確認します。
💡 ゴミ箱へ移動した直後は完全削除ではありません
ゴミ箱へ移動した投稿は、すぐに完全削除されるわけではありません。誤って削除した場合は、ゴミ箱から元に戻せます。

3-2-3. サンプル固定ページを確認・削除する

  • 3-2-3-1. 左メニューの「固定ページ」>「固定ページ一覧」をクリックします。
  • 3-2-3-2. 「Sample Page」「サンプルページ」など、初期サンプルと思われる固定ページがあるか確認します。
  • 3-2-3-3. ページを開き、自分で作成したものではなく、初期サンプルであることを確認します。
  • 3-2-3-4. 固定ページ一覧へ戻り、対象ページの「ゴミ箱へ移動」をクリックします。
  • 3-2-3-5. 固定ページ一覧から対象ページが消えたことを確認します。

3-2-4. プライバシーポリシーのページを確認する

固定ページ一覧に「プライバシーポリシー」が存在する場合があります。このページは、単純なサンプルページとは分けて扱います。

  • 3-2-4-1. 公開済み・下書き・非公開のどの状態になっているか確認します。
  • 3-2-4-2. 本文を開き、WordPressが用意した案内文や未完成の文章が残っていないか確認します。
  • 3-2-4-3. 今後このページを編集して使用する場合は、下書きとして残します。
  • 3-2-4-4. 別のページを新しく作成する方針が決まっている場合は、内容を確認したうえでゴミ箱へ移動しても構いません。
【注意:未完成のプライバシーポリシーを公開しない】
WordPressが用意した文章は、サイトごとの運用内容を自動的に完成させるものではありません。使用する問い合わせフォーム、アクセス解析、広告などに合わせて編集してから公開します。

3-2-5. サンプルコメントを確認・削除する

  • 3-2-5-1. 左メニューの「コメント」をクリックします。
  • 3-2-5-2. コメント本文、投稿者名、コメント先の投稿を確認します。
  • 3-2-5-3. 自分や実際の訪問者が投稿したコメントではなく、初期サンプルであることを確認します。
  • 3-2-5-4. 対象コメントへマウスポインターを合わせ、「ゴミ箱へ移動」をクリックします。
  • 3-2-5-5. コメント一覧から対象コメントが消えたことを確認します。

3-2-6. 各ゴミ箱の内容を確認する

投稿・固定ページ・コメントには、それぞれ別のゴミ箱があります。削除対象に間違いがないことを確認します。

  • 3-2-6-1. 「投稿」>「投稿一覧」で「ゴミ箱」を開きます。
  • 3-2-6-2. 「固定ページ」>「固定ページ一覧」で「ゴミ箱」を開きます。
  • 3-2-6-3. 「コメント」画面で「ゴミ箱」を開きます。
  • 3-2-6-4. それぞれのゴミ箱に、削除した初期サンプルだけが入っていることを確認します。

3-2-7. 不要な初期サンプルを完全削除する

  • 3-2-7-1. ゴミ箱内の対象に、自分で作成した内容が混ざっていないことを確認します。
  • 3-2-7-2. 完全に不要な項目の「完全に削除する」をクリックします。
  • 3-2-7-3. すべて不要な場合に限り、「ゴミ箱を空にする」を使用しても構いません。
【注意:完全削除後は通常の方法では元に戻せません】
「完全に削除する」または「ゴミ箱を空にする」を実行する前に、必要な投稿・固定ページ・コメントが含まれていないことを確認します。

3-2-8. 「未分類」カテゴリーを確認する

サンプル投稿を削除しても、「未分類」カテゴリーは残る場合があります。これはWordPressの初期カテゴリーであり、サンプル投稿と同じ手順で削除する対象ではありません。

  • 3-2-8-1. この段階では「未分類」を無理に削除しません。
  • 3-2-8-2. サイトで使用するカテゴリー構成が決まった後で、名称変更やデフォルトカテゴリーの変更を検討します。
  • 3-2-8-3. 初期サンプル投稿を削除した後もカテゴリーが残っていて異常ではありません。

3-2-9. 公開画面を確認する

  • 3-2-9-1. サイトのトップページを開きます。
  • 3-2-9-2. 「Hello world!」「こんにちは世界!」などのサンプル投稿が表示されていないことを確認します。
  • 3-2-9-3. サンプルページへのリンクがメニューなどに残っていないか確認します。
  • 3-2-9-4. 削除したページへのリンクが残っている場合は、テーマのメニューまたはナビゲーション設定で後ほど整理します。

3-2-10. 設定後の確認

  • 3-2-10-1. 投稿一覧に初期サンプル投稿が残っていないことを確認します。
  • 3-2-10-2. 固定ページ一覧に不要なサンプルページが残っていないことを確認します。
  • 3-2-10-3. コメント一覧に初期サンプルコメントが残っていないことを確認します。
  • 3-2-10-4. プライバシーポリシーを残した場合は、意図した公開状態になっていることを確認します。
  • 3-2-10-5. 公開画面に初期サンプルが表示されていないことを確認します。

3-2-11. この作業で得られる効果

不要な初期サンプルを整理することで、未完成の投稿やページが誤って公開されることを防ぎやすくなります。

また、自分で作成した投稿・固定ページ・コメントだけを管理できる状態になり、今後のサイト構築作業で判断しやすくなります。

💡 補足:初期状態は環境によって異なります
レンタルサーバーのインストール機能やWordPressのバージョンによって、初期サンプルが存在しない場合や、名称・公開状態が異なる場合があります。画面に表示されている項目だけを整理します。

3-3. 法的・運営上必要な固定ページの作成

サイトを公開する前に、訪問者へサイトの運営方針や個人情報の取り扱いを伝えるための固定ページを準備します。

必要なページは、サイトの目的、問い合わせフォームの有無、アクセス解析、広告、アフィリエイト、商品販売、会員登録などによって異なります。すべてのサイトに同じ文章や同じページが必要になるわけではありません。

【重要:雛形をそのまま公開しない】
WordPressや外部サイトが用意した雛形は、作成を始めるための参考です。自分のサイトで実際に取得する情報、利用するサービス、広告、販売方法などを確認し、不要な項目の削除と必要な項目の追加を行ってから公開します。

3-3-1. 最初にサイトの機能を整理する

必要な固定ページを判断するために、サイトで使用する機能を確認します。

  • 3-3-1-1. 問い合わせフォームで、名前やメールアドレスを取得するか確認します。
  • 3-3-1-2. アクセス解析サービスを使用するか確認します。
  • 3-3-1-3. 広告配信サービスやアフィリエイトプログラムを使用するか確認します。
  • 3-3-1-4. コメント、会員登録、メールマガジンなどで利用者情報を取得するか確認します。
  • 3-3-1-5. 商品、サービス、デジタルコンテンツなどを販売するか確認します。
  • 3-3-1-6. 予想、投資、健康、法律など、判断に注意が必要な情報を掲載するか確認します。

現時点で導入していない機能について、将来使うかもしれないという理由だけで事実と異なる記載をする必要はありません。新しい機能を追加したときに固定ページも見直します。

3-3-2. 初期段階で検討する固定ページを確認する

固定ページ 主な役割 検討するサイト
プライバシーポリシー 取得する情報と利用目的などを説明する 問い合わせ、解析、広告、コメントなどを使用するサイト
免責事項 掲載情報の性質や利用上の注意を説明する 情報提供、レビュー、予想、比較などを行うサイト
運営者情報・サイトについて 運営主体、サイトの目的、連絡方法を案内する 一般的なブログ・情報サイト
お問い合わせ 利用者からの連絡窓口を用意する 外部からの連絡を受け付けるサイト
特定商取引法に基づく表記 通信販売に必要な事業者情報や販売条件を表示する 対象となる商品・サービスを通信販売するサイト
💡 「法的必須ページ」という名称について
ページの必要性はサイトの機能と事業内容で変わります。本章では、法律上の対応が関係するページと、訪問者へ運営方針を伝えるために実務上用意した方がよいページをまとめて扱います。

3-3-3. WordPressのプライバシー設定を開く

  • 3-3-3-1. WordPress管理画面の「設定」>「プライバシー」をクリックします。
  • 3-3-3-2. 現在プライバシーポリシーページとして指定されている固定ページを確認します。
  • 3-3-3-3. 既存ページを使う場合は、対象ページを選択します。
  • 3-3-3-4. 新しく作る場合は、画面に表示される新規作成の操作を使用します。

WordPressのプライバシー設定は、プライバシーポリシーとして使用する固定ページを指定するための機能です。ページを指定しただけで、サイト内のすべての表示場所へ自動的にリンクされるとは限りません。

3-3-4. プライバシーポリシーの下書きを作成する

プライバシーポリシーには、サイトで実際に取り扱う情報と、その利用方法を記載します。

一般的には、次の内容を確認します。

  • 取得する情報
  • 情報を取得する方法
  • 取得した情報の利用目的
  • 第三者提供の有無
  • 外部サービスの利用
  • Cookieなどの使用
  • 問い合わせ先
  • 内容の変更方法や改定日

例えば、問い合わせフォームで名前とメールアドレスを取得する場合は、問い合わせへの回答や連絡のために利用することを記載します。

3-3-5. WordPressが表示する提案文を確認する

WordPressには、サイトで使用している機能やプラグインに関連するプライバシーポリシーの提案文が表示される場合があります。

  • 3-3-5-1. 提案文をそのまま完成版とは考えません。
  • 3-3-5-2. 実際に使用している機能の文章だけを確認します。
  • 3-3-5-3. 使用していない機能に関する文章は、そのまま掲載しません。
  • 3-3-5-4. プラグインを追加・削除したときは、プライバシーポリシーも見直します。
【注意:サイト運営者が内容を確認する】
WordPressやプラグインが表示する提案文は、サイト運営者に代わって法的な適合性を保証するものではありません。実際のデータの流れと一致しているかを確認します。

3-3-6. 外部サービスの利用を記載する

アクセス解析、広告、アフィリエイト、動画埋め込み、地図、SNSなどの外部サービスを使用する場合は、各サービスがCookieや利用情報を扱う可能性があります。

  • 3-3-6-1. 使用している外部サービスの正式名称を確認します。
  • 3-3-6-2. どの目的で利用しているかを確認します。
  • 3-3-6-3. 各サービスのプライバシー情報や利用規約を確認します。
  • 3-3-6-4. サービスを導入していない段階では、導入済みであるかのように記載しません。

3-3-7. 免責事項の下書きを作成する

免責事項では、サイトに掲載する情報の性質、情報利用上の注意、外部リンクなどについて説明します。

一般的には、次の内容を検討します。

  • 掲載情報の正確性や最新性について注意していること
  • 情報が変更・削除される場合があること
  • 最終的な判断は利用者自身が行うこと
  • 外部サイトの内容を管理していないこと
  • 予想やレビューが結果を保証するものではないこと

ただし、免責事項を書けば、どのような責任も無条件に免れるという意味ではありません。事実と異なる説明や、利用者に誤解を与える表現を正当化するためには使用できません。

3-3-8. 運営者情報または「サイトについて」を作成する

運営者情報または「サイトについて」のページでは、誰がどのような目的でサイトを運営しているかを説明します。

  • サイト名
  • サイトの目的
  • 主な掲載内容
  • 運営者名または公開用の運営者名称
  • 問い合わせ方法

個人ブログや情報サイトでは、必ずしも自宅住所や個人用電話番号を一般公開する必要があるとは限りません。ただし、商品・サービスの販売など、法令上の表示が必要な事業を行う場合は別途確認します。

3-3-9. お問い合わせページを作成する

利用者から連絡を受け付ける場合は、お問い合わせ用の固定ページを作成します。

  • 3-3-9-1. 左メニューの「固定ページ」>「固定ページを追加」をクリックします。
  • 3-3-9-2. タイトルに「お問い合わせ」など、訪問者が分かりやすい名称を入力します。
  • 3-3-9-3. 問い合わせフォームを使用する場合は、使用するプラグインなどの手順に従ってフォームを設置します。
  • 3-3-9-4. 送信前の注意、返信に時間がかかる場合、受け付けない内容などがあれば記載します。
  • 3-3-9-5. テスト送信を行い、管理者側で受信できることを確認してから公開します。

メールアドレスを本文へ直接掲載する方法もありますが、迷惑メール対策や管理方法を考慮します。

3-3-10. 通信販売を行う場合のページを確認する

サイト上で対象となる商品・サービスを通信販売する場合は、一般的なプライバシーポリシーや運営者情報だけでなく、販売事業者の情報や販売条件などを表示する必要が生じます。

  • 3-3-10-1. 事業者名、住所、電話番号など、必要な表示項目を確認します。
  • 3-3-10-2. 販売価格、追加費用、支払方法、提供時期、返品・解約条件などを確認します。
  • 3-3-10-3. 申込み画面や最終確認画面にも必要な表示があるか確認します。
  • 3-3-10-4. 販売を行わないブログや情報サイトでは、内容のない「特定商取引法に基づく表記」を形だけ作る必要はありません。
【重要:販売を始めるときは最新の公的情報を確認する】
販売内容や契約方法によって必要な表示が変わる可能性があります。実際に販売を開始する前に、消費者庁などの最新情報を確認し、必要に応じて専門家へ相談します。

3-3-11. 各固定ページを下書きで作成する

  • 3-3-11-1. 左メニューの「固定ページ」>「固定ページを追加」をクリックします。
  • 3-3-11-2. ページタイトルを入力します。
  • 3-3-11-3. サイトの実際の運用内容に合わせて本文を作成します。
  • 3-3-11-4. 内容の確認が終わるまでは「下書き保存」を使用します。
  • 3-3-11-5. プレビューを開き、見出し、改行、リンク、誤字などを確認します。

3-3-12. 公開前に内容の一致を確認する

  • 3-3-12-1. 使用していない解析・広告・外部サービスが記載されていないか確認します。
  • 3-3-12-2. 使用している問い合わせフォームや外部サービスの説明が抜けていないか確認します。
  • 3-3-12-3. 問い合わせ先が実際に利用できる状態か確認します。
  • 3-3-12-4. 他サイトの名称、URL、運営者情報が残っていないか確認します。
  • 3-3-12-5. 「必ず」「完全」「一切責任を負わない」など、実態に合わない断定表現がないか確認します。

3-3-13. 固定ページを公開する

  • 3-3-13-1. 内容と公開状態を確認します。
  • 3-3-13-2. ページのURLまたはスラッグを確認します。
  • 3-3-13-3. 問題がなければ「公開」をクリックします。
  • 3-3-13-4. 公開ページを開き、一般の訪問者として読めることを確認します。

3-3-14. メニューやフッターから開けるようにする

固定ページを公開しただけでは、訪問者がページの存在に気付けない場合があります。

  • 3-3-14-1. プライバシーポリシー、免責事項、運営者情報、お問い合わせなどを、ヘッダーまたはフッターのナビゲーションへ追加します。
  • 3-3-14-2. 特にプライバシーポリシーと販売関連の表示は、訪問者が見つけやすい場所から開けるようにします。
  • 3-3-14-3. 使用するテーマによって、メニューまたはナビゲーションの設定方法が異なることを確認します。

3-3-15. 公開後に見直すタイミングを確認する

次のような変更を行った場合は、関連する固定ページを見直します。

  • 問い合わせフォームの項目を変更したとき
  • アクセス解析や広告サービスを追加・変更したとき
  • コメントや会員登録を開始したとき
  • 商品・サービスの販売を開始したとき
  • 運営者情報や連絡方法が変わったとき
  • 関連する法令や外部サービスの規約が変更されたとき

必要に応じて、ページ内に制定日や最終改定日を記載し、いつ見直したか分かるようにします。

3-3-16. 設定後の確認

  • 3-3-16-1. サイトの機能に応じた固定ページが作成されていることを確認します。
  • 3-3-16-2. プライバシーポリシーの内容が、実際の情報取得と一致していることを確認します。
  • 3-3-16-3. 問い合わせページからテスト送信できることを確認します。
  • 3-3-16-4. 各ページがメニューまたはフッターから開けることを確認します。
  • 3-3-16-5. 未完成の雛形や他サイトの情報が残っていないことを確認します。

3-3-17. この作業で得られる効果

サイトで取得する情報と利用目的を明確にすることで、訪問者へ運営方針を伝えやすくなります。

また、免責事項、運営者情報、問い合わせ方法などを整理することで、サイトの性質や連絡先が分かりやすくなります。

サイト機能の変更時に固定ページも見直す方針を決めておくことで、実際の運用と掲載内容がずれた状態を防ぎやすくなります。

💡 補足:本マニュアルはページ作成の一般的な手順です
必要な記載内容は、サイトの目的、取り扱う情報、販売内容などによって異なります。個別の法的判断が必要な場合は、公的機関の最新情報を確認し、必要に応じて専門家へ相談してください。

4-1. 不要な初期要素の削除手順

WordPressを新規インストールすると、複数のテーマやプラグインが最初から入っている場合があります。

使用しないテーマやプラグインを多数残すと、更新対象が増え、管理画面が分かりにくくなります。一方で、現在使用中のテーマや必要なプラグインを誤って削除すると、サイトの表示や機能に影響します。

【重要:削除前に必ず使用状況を確認する】
「不要そうだから」という理由だけで削除しません。現在有効になっているテーマ、子テーマの親テーマ、現在有効なプラグインは、役割を確認せず削除しないでください。

4-1-1. この作業で整理する対象

  • 現在使用していない初期テーマ
  • 今後使用する予定がない停止中テーマ
  • 現在使用していない初期プラグイン
  • 今後使用する予定がない停止中プラグイン

投稿、固定ページ、コメントなどの初期サンプルは【3-2】で整理済みです。ここではテーマとプラグインを対象にします。

4-1-2. 削除前にバックアップ状況を確認する

  • 4-1-2-1. レンタルサーバー側の自動バックアップが利用できるか確認します。
  • 4-1-2-2. すでにサイトへ独自設定や記事を追加している場合は、必要に応じて作業前のバックアップを用意します。
  • 4-1-2-3. インストール直後で、まだ重要なデータがない場合でも、削除対象を慎重に確認します。

4-1-3. 現在使用中のテーマを確認する

  • 4-1-3-1. WordPress管理画面の「外観」>「テーマ」をクリックします。
  • 4-1-3-2. テーマ一覧で、「有効」または「有効化済み」と表示されているテーマを確認します。
  • 4-1-3-3. 現在使用中のテーマ名をメモします。
  • 4-1-3-4. 有効なテーマは削除しません。

4-1-4. 子テーマを使用している場合を確認する

子テーマを有効化している場合は、子テーマだけでなく、元になっている親テーマも必要です。

  • 4-1-4-1. 有効なテーマが子テーマであるか確認します。
  • 4-1-4-2. 子テーマを使用している場合は、対応する親テーマを削除しません。
  • 4-1-4-3. 親テーマを削除すると、子テーマが正常に動作しなくなる可能性があります。
💡 子テーマと親テーマ
子テーマは、親テーマの機能やデザインを利用して動作します。管理画面上で子テーマだけが有効に見えても、親テーマは必要です。

4-1-5. 復旧確認用として残す標準テーマを決める

使用中のテーマに不具合が起きた場合、WordPress標準テーマへ一時的に切り替えて原因を確認することがあります。

  • 4-1-5-1. 現在使用中のテーマとは別に、WordPress標準テーマを1つ残すことを推奨します。
  • 4-1-5-2. 残す標準テーマは、インストール済みの中で比較的新しく、更新が提供されているものを選びます。
  • 4-1-5-3. 残した停止中テーマも、更新通知が出た場合は更新します。
本マニュアルでの基本方針
・現在使用中のテーマ:残す
・子テーマの親テーマ:残す
・復旧確認用の標準テーマ:1つ残す
・それ以外の使用予定がない停止中テーマ:削除候補

4-1-6. 不要な停止中テーマを削除する

  • 4-1-6-1. 「外観」>「テーマ」で、削除候補の停止中テーマをクリックします。
  • 4-1-6-2. テーマ名、説明、現在の状態を確認します。
  • 4-1-6-3. 使用中テーマ、親テーマ、復旧確認用テーマではないことを確認します。
  • 4-1-6-4. 画面内の「削除」をクリックします。
  • 4-1-6-5. 確認画面が表示された場合は、対象名を再確認して削除します。

有効なテーマには、通常、削除操作は表示されません。削除したいテーマが有効になっている場合は、先に別のテーマを有効化する必要があります。

4-1-7. テーマ削除後の表示を確認する

  • 4-1-7-1. サイトのトップページを開きます。
  • 4-1-7-2. 使用中テーマのデザインが正常に表示されていることを確認します。
  • 4-1-7-3. WordPress管理画面へ正常に戻れることを確認します。

4-1-8. インストール済みプラグインを確認する

  • 4-1-8-1. 左メニューの「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」をクリックします。
  • 4-1-8-2. 一覧に表示されているプラグイン名と状態を確認します。
  • 4-1-8-3. 「有効」「停止中」を区別します。
  • 4-1-8-4. プラグインごとの役割を確認します。

4-1-9. 初期プラグインの扱いを判断する

WordPress本体、レンタルサーバー、インストール方法などによって、最初から入っているプラグインは異なります。

  • 4-1-9-1. プラグイン名だけで削除を判断しません。
  • 4-1-9-2. レンタルサーバーのキャッシュ、セキュリティ、管理支援などに使用されていないか確認します。
  • 4-1-9-3. 現在のサイトで使わないことが明確な停止中プラグインを削除候補にします。
  • 4-1-9-4. 役割が分からない場合は、削除せず確認を保留します。
【注意:サーバー提供プラグインを一律削除しない】
レンタルサーバーが自動導入したプラグインには、キャッシュ、セキュリティ、管理画面連携などの役割がある場合があります。名称や提供元を確認せず削除しないでください。

4-1-10. 有効なプラグインを削除しない

WordPress管理画面では、通常、有効なプラグインをそのまま削除することはできません。

  • 4-1-10-1. 有効なプラグインには、サイトで使用中の機能が含まれている可能性があります。
  • 4-1-10-2. 削除するには、先に「停止」または「無効化」する必要があります。
  • 4-1-10-3. 停止すると、問い合わせフォーム、キャッシュ、セキュリティなどの機能が止まる場合があります。
  • 4-1-10-4. 使用中か不明なプラグインを、確認のためだけに停止しないでください。

4-1-11. 不要な停止中プラグインを削除する

  • 4-1-11-1. 削除対象が「停止中」であることを確認します。
  • 4-1-11-2. プラグインの役割と提供元を確認します。
  • 4-1-11-3. 今後使用しないことを確認します。
  • 4-1-11-4. プラグイン名の下に表示される「削除」をクリックします。
  • 4-1-11-5. 確認画面が表示された場合は、対象名を確認して削除します。

4-1-12. プラグイン削除時のデータを確認する

プラグインを削除したときに、そのプラグインの設定や保存データも削除されるかどうかは、プラグインごとに異なります。

  • 4-1-12-1. 再利用する可能性があるプラグインは、設定データの扱いを確認します。
  • 4-1-12-2. 問い合わせ履歴、アクセスログ、バックアップなどを保存するプラグインは、削除前に必要なデータがないか確認します。
  • 4-1-12-3. 初期状態で一度も使用していないことが明確なプラグインは、比較的判断しやすい削除候補です。

4-1-13. 停止中のテーマとプラグインも更新する

停止中であっても、サーバー上に残しているテーマやプラグインは、更新対象として管理します。

  • 4-1-13-1. 残すテーマとプラグインに更新通知が出ていないか確認します。
  • 4-1-13-2. 使用中・停止中にかかわらず、残すものは適切に更新します。
  • 4-1-13-3. 更新管理を行わない停止中テーマやプラグインは、必要性を再確認します。

4-1-14. 自動更新の設定を確認する

テーマやプラグインごとに、自動更新を有効または無効にできる場合があります。

  • 4-1-14-1. 自動更新を有効にするかは、サイトの運用方針に応じて決めます。
  • 4-1-14-2. 自動更新を使う場合でも、更新後の表示や動作確認が不要になるわけではありません。
  • 4-1-14-3. 独自改修したテーマやプラグインでは、更新による影響を確認してから設定します。

4-1-15. サイトヘルスで状態を確認する

  • 4-1-15-1. 左メニューの「ツール」>「サイトヘルス」を開きます。
  • 4-1-15-2. 停止中テーマや停止中プラグインに関する案内が表示されていないか確認します。
  • 4-1-15-3. 表示された案内は、現在のサイト構成と照らし合わせて対応します。

4-1-16. 整理後の最終確認

  • 4-1-16-1. 現在使用中のテーマが残っていることを確認します。
  • 4-1-16-2. 子テーマを使用している場合は、親テーマが残っていることを確認します。
  • 4-1-16-3. 復旧確認用の標準テーマが1つ残っていることを確認します。
  • 4-1-16-4. 必要なプラグインが有効なまま残っていることを確認します。
  • 4-1-16-5. 不要な停止中テーマとプラグインが整理されていることを確認します。
  • 4-1-16-6. サイトのトップページ、投稿、固定ページ、管理画面が正常に開くことを確認します。

4-1-17. この作業で得られる効果

使用しないテーマやプラグインを整理することで、管理画面が分かりやすくなり、更新対象を減らせます。

また、使用中テーマ、親テーマ、復旧確認用テーマを区別して残すことで、削除しすぎによるトラブルを避けながら、必要最小限の構成に近づけられます。

💡 補足:最小限とは「数が少ないこと」だけではありません
現在必要なもの、復旧時に必要なもの、今後の運用で必要なものを残し、役割が分からないものを無理に削除しない状態が、この段階での適切な整理です。

5-1. 公開前最終確認の手順

WordPressの初期設定、不要な初期要素の整理、必要な固定ページの準備が終わったら、正式公開前の最終確認を行います。

ここでは新しい機能を追加するのではなく、これまで設定した内容が正しく反映され、訪問者が問題なくサイトを利用できる状態になっているかを確認します。

【重要:検索エンジン設定の解除を忘れない】
サイト作成中に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」へチェックを入れている場合は、正式公開時に必ず解除します。解除を忘れると、検索エンジンに登録されにくい状態が続きます。

5-1-1. 公開前確認の基本方針

最終確認は、WordPress管理画面だけでなく、実際の訪問者と同じように公開画面を開いて行います。

  • パソコンのブラウザで確認する
  • スマートフォンまたは画面幅を狭くして確認する
  • ログインしていない状態でも確認する
  • 各ページのリンクを実際にクリックする
  • 問い合わせなどの機能は実際に送信テストする

5-1-2. サイトURLとSSLを確認する

  • 5-1-2-1. ブラウザでサイトのトップページを開きます。
  • 5-1-2-2. URLの先頭がhttps://になっていることを確認します。
  • 5-1-2-3. ブラウザに「保護されていない通信」などの警告が表示されていないことを確認します。
  • 5-1-2-4. サイトURLのドメイン名やサブドメイン名に誤りがないことを確認します。
  • 5-1-2-5. WordPress管理画面も正常に開けることを確認します。

5-1-3. サイト名と基本情報を確認する

  • 5-1-3-1. サイト名が正式な名称になっていることを確認します。
  • 5-1-3-2. キャッチフレーズに初期文言が残っていないことを確認します。
  • 5-1-3-3. 管理者メールアドレスが現在受信できるものになっていることを確認します。
  • 5-1-3-4. サイトの言語が日本語になっていることを確認します。
  • 5-1-3-5. タイムゾーン、日付形式、時刻形式が意図した設定になっていることを確認します。

5-1-4. トップページを確認する

  • 5-1-4-1. トップページが正常に表示されることを確認します。
  • 5-1-4-2. 「最新の投稿」または指定した固定ページが、意図した状態で表示されていることを確認します。
  • 5-1-4-3. サンプル投稿やサンプルページが表示されていないことを確認します。
  • 5-1-4-4. 画像、見出し、本文、余白などに大きな表示崩れがないことを確認します。
  • 5-1-4-5. 不要な初期ウィジェットや案内文が表示されていないか確認します。

5-1-5. 投稿ページと固定ページを確認する

  • 5-1-5-1. 公開済みの投稿を1件以上開きます。
  • 5-1-5-2. タイトル、本文、画像、日付、投稿者名が意図した表示になっていることを確認します。
  • 5-1-5-3. ログイン用ユーザー名が投稿者名として表示されていないことを確認します。
  • 5-1-5-4. 公開済みの固定ページを開き、内容が正常に表示されることを確認します。
  • 5-1-5-5. 下書きページや未完成ページが一般公開されていないことを確認します。

5-1-6. パーマリンクとページ表示を確認する

  • 5-1-6-1. 投稿URLが「投稿名」を使用した形式になっていることを確認します。
  • 5-1-6-2. 投稿や固定ページを開いたとき、404エラーにならないことを確認します。
  • 5-1-6-3. 日本語タイトルの記事では、必要に応じて公開前にスラッグを確認します。
  • 5-1-6-4. 公開済み記事のURLを、この段階で不用意に変更しないでください。

5-1-7. メニューとナビゲーションを確認する

  • 5-1-7-1. ヘッダーやフッターに表示されているリンクを確認します。
  • 5-1-7-2. 各メニュー項目を実際にクリックし、正しいページが開くことを確認します。
  • 5-1-7-3. 削除済みのサンプルページへのリンクが残っていないことを確認します。
  • 5-1-7-4. プライバシーポリシー、お問い合わせなどの必要ページへ移動できることを確認します。
  • 5-1-7-5. 外部サイトへのリンクがある場合は、URLに誤りがないことを確認します。

5-1-8. 法的・運営上必要なページを確認する

  • 5-1-8-1. プライバシーポリシーが、実際のサイト機能に合った内容になっていることを確認します。
  • 5-1-8-2. 免責事項が必要なサイトでは、内容がサイトの運用に合っていることを確認します。
  • 5-1-8-3. 運営者情報またはサイトについてのページを必要に応じて確認します。
  • 5-1-8-4. 商品やサービスを販売する場合は、必要な表示ページを確認します。
  • 5-1-8-5. 他サイトからコピーしたままの文章や、未編集の案内文が残っていないことを確認します。

5-1-9. お問い合わせ機能を確認する

  • 5-1-9-1. お問い合わせページを開きます。
  • 5-1-9-2. 入力欄、同意チェック、送信ボタンなどが正常に表示されることを確認します。
  • 5-1-9-3. テスト用の名前・メールアドレス・本文を入力して送信します。
  • 5-1-9-4. 画面上に送信完了または受付完了の表示が出ることを確認します。
  • 5-1-9-5. 管理者側で問い合わせメールを受信できることを確認します。
  • 5-1-9-6. 自動返信を使用する場合は、問い合わせ者側にも届くことを確認します。
【重要:画面上の送信成功だけで判断しない】
送信完了メッセージが表示されても、メールが実際に届いているとは限りません。管理者側の受信箱まで確認して、送信テストを完了します。

5-1-10. コメント設定を確認する

  • 5-1-10-1. コメントを使用しないサイトでは、投稿や固定ページにコメント欄が表示されていないことを確認します。
  • 5-1-10-2. コメントを使用するサイトでは、コメント投稿と承認の流れをテストします。
  • 5-1-10-3. ピンバックやトラックバックを使用しない場合は、関連設定が無効になっていることを確認します。

5-1-11. 画像とメディアを確認する

  • 5-1-11-1. 記事内画像が正常に表示されることを確認します。
  • 5-1-11-2. アイキャッチ画像が必要な場所に表示されていることを確認します。
  • 5-1-11-3. 画像が不自然に切り抜かれていないか確認します。
  • 5-1-11-4. 大きすぎる画像や、表示に時間がかかる画像がないか確認します。
  • 5-1-11-5. 不要なテスト画像がメディアライブラリに残っていないか確認します。

5-1-12. パソコン表示を確認する

  • 5-1-12-1. 一般的なブラウザ幅でトップページを確認します。
  • 5-1-12-2. 横スクロールが不自然に発生していないことを確認します。
  • 5-1-12-3. メニュー、本文、サイドバー、フッターが重なっていないことを確認します。
  • 5-1-12-4. 文字が小さすぎたり、背景と同化して読みにくくなっていないか確認します。

5-1-13. スマートフォン表示を確認する

  • 5-1-13-1. スマートフォンでサイトを開くか、ブラウザの画面幅を狭くします。
  • 5-1-13-2. メニューを開閉できることを確認します。
  • 5-1-13-3. 文字、画像、ボタンが画面外にはみ出していないことを確認します。
  • 5-1-13-4. 問い合わせフォームへ入力しやすいことを確認します。
  • 5-1-13-5. 表や長いURLが横方向へ大きく崩れていないことを確認します。

5-1-14. ログアウト状態で確認する

WordPressへログインしている管理者と、一般の訪問者では見える内容が異なる場合があります。

  • 5-1-14-1. WordPressからログアウトするか、ブラウザのシークレットウィンドウを開きます。
  • 5-1-14-2. トップページ、投稿、固定ページを開きます。
  • 5-1-14-3. 管理者だけに見えていた内容が、訪問者には表示されない状態になっていないか確認します。
  • 5-1-14-4. 非公開ページや下書きページが表示されないことを確認します。
  • 5-1-14-5. 管理用ツールバーが表示されていないことを確認します。

5-1-15. 検索エンジンでの表示設定を解除する

  • 5-1-15-1. WordPress管理画面の「設定」>「表示設定」を開きます。
  • 5-1-15-2. 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」を確認します。
  • 5-1-15-3. サイトを正式公開する場合は、このチェックを外します。
  • 5-1-15-4. 画面下部の「変更を保存」をクリックします。
  • 5-1-15-5. 保存後、チェックが外れた状態になっていることを再確認します。
💡 検索結果への表示はすぐに始まるとは限りません
チェックを外すと検索エンジンが登録できる状態になりますが、実際に検索結果へ表示される時期は検索エンジン側の巡回や判断によって異なります。

5-1-16. 工事中表示やアクセス制限を解除する

工事中ページ、メンテナンスモード、パスワード保護、サーバー側のアクセス制限などを使用している場合は、正式公開時に解除します。

  • 5-1-16-1. 工事中表示用プラグインが有効になっていないか確認します。
  • 5-1-16-2. メンテナンスモードが有効になっていないか確認します。
  • 5-1-16-3. サーバー側のアクセス制限やBasic認証を設定している場合は、公開方針に応じて解除します。
  • 5-1-16-4. シークレットウィンドウや別端末から、一般の訪問者としてサイトを開けることを確認します。

5-1-17. WordPress本体・テーマ・プラグインを確認する

  • 5-1-17-1. WordPress本体に更新通知が出ていないか確認します。
  • 5-1-17-2. 使用中のテーマに更新通知が出ていないか確認します。
  • 5-1-17-3. 使用中のプラグインに更新通知が出ていないか確認します。
  • 5-1-17-4. 更新を行う場合は、必要に応じてバックアップ後に実施します。
  • 5-1-17-5. 更新後は、トップページ、投稿、固定ページ、問い合わせなどを再確認します。

5-1-18. サイトヘルスを確認する

  • 5-1-18-1. 左メニューの「ツール」>「サイトヘルス」を開きます。
  • 5-1-18-2. 重大な問題が表示されていないか確認します。
  • 5-1-18-3. 推奨される改善項目がある場合は、内容と現在のサイト構成を確認します。
  • 5-1-18-4. 意味が分からない項目を、推測だけで変更しないでください。

5-1-19. バックアップを確認する

  • 5-1-19-1. レンタルサーバーの自動バックアップが有効か確認します。
  • 5-1-19-2. バックアップ対象に、WordPressのファイルとデータベースが含まれているか確認します。
  • 5-1-19-3. 復元方法や保存期間を確認します。
  • 5-1-19-4. 必要に応じて、正式公開直前のバックアップを取得します。

5-1-20. 管理者アカウントを確認する

  • 5-1-20-1. 推測されにくい管理者ユーザー名を使用していることを確認します。
  • 5-1-20-2. 強いパスワードを使用し、安全に保管していることを確認します。
  • 5-1-20-3. ブログ上の表示名がログイン用ユーザー名と異なることを確認します。
  • 5-1-20-4. 不要または不明なユーザーアカウントが存在しないことを確認します。
  • 5-1-20-5. 不要なアプリケーションパスワードが残っていないことを確認します。

5-1-21. 最終チェックリスト

正式公開前の確認
□ サイトが https:// で正常に表示される
□ サイト名・キャッチフレーズ・管理者メールアドレスが正しい
□ トップページ、投稿、固定ページが正常に表示される
□ サンプル投稿・サンプルページ・サンプルコメントが残っていない
□ 必要な固定ページが作成されている
□ メニューとフッターのリンクが正しい
□ お問い合わせ送信テストが完了している
□ パソコンとスマートフォンで表示を確認した
□ ログアウト状態で表示を確認した
□ 工事中表示やアクセス制限を解除した
□ 検索エンジンのインデックス拒否を解除した
□ WordPress本体・テーマ・プラグインの状態を確認した
□ サイトヘルスに重大な問題がない
□ バックアップと復元方法を確認した

5-1-22. 正式公開後に確認すること

正式公開後も、公開した時点で作業がすべて終わるわけではありません。

  • 5-1-22-1. 定期的にWordPress本体、テーマ、プラグインを更新します。
  • 5-1-22-2. 問い合わせメールを受信できているか確認します。
  • 5-1-22-3. 表示崩れ、リンク切れ、404エラーがないか確認します。
  • 5-1-22-4. サイト機能を追加した場合は、プライバシーポリシーなどを見直します。
  • 5-1-22-5. バックアップが継続して取得されているか確認します。

5-1-23. この確認で得られる効果

公開前にサイト全体を確認することで、初期サンプル、リンク切れ、未完成ページ、メール不達、検索エンジン設定の解除忘れなどを発見しやすくなります。

また、パソコン・スマートフォン・ログアウト状態で確認することで、管理者画面だけを見ていては気づきにくい問題を事前に確認できます。

この最終確認が完了すれば、WordPressの基本的な初期設定と公開準備は完了です。

【WordPress初期設定・公開準備完了】
ここまでの確認が完了したら、サイトの目的に応じて、テーマの詳細設定、記事作成、カテゴリー設計、SEO、アクセス解析、セキュリティ強化などの運用作業へ進みます。